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冷し油そば・大盛り@三十六番・盛岡市

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写真: 冷し油そば・大盛り@三十六番・盛岡市

写真: 背脂煮干そば@人力俥・盛岡市 写真: かに玉そば@広東厨房・遠野市

コツコツラーメン 三十六番
  盛岡市三本柳10地割22-9

 まだ行ったことがないお店だったが、麺が冷たい油そばというかなりレアなメニューが食べられるというので訪れた。店頭の黒板には「新メニュー」と書かれていたが、うんと寒い盛岡の冬にも提供するとは考えにくいので夏季限定メニューだろう。普通の油そば同様、麺が160gの並と240gの大盛りが同額の700円、320gのKing盛りは100円アップの800円だ。このメニューにはスープが付く上、マヨネーズ、紅ショウガ、粉チーズ及び追い飯が無料でトッピングできるというので、追い飯付きなら240gで十分と考え標記をお願いした。
 丼の底に醤油ダレと香味油が張ってあり、麺の上には大きな豚バラ軟骨、メンマ、フライドオニオン、魚粉及び白髪ネギが載り、丼の縁に海苔が2枚立てかけてあって、生卵が小鉢で提供される。まずは海苔以外の丼の中身にタレ等が出来るだけ均等に行き渡るように天地返しを繰り返す。麺は縮れた中太。常温程度に締めてあり、しっかりとした噛み応えがあるものの、加水率は低めのようでシコシコはしておらず、噛んでいるうちにプツッ、プツッと切れていく。フライドオニオンが最後までカリカリとしていて、食感のアクセントとしてずっと機能していたのは好印象だ。タレは相当濃い醤油色をしていて見るからに濃厚そうだが、そんなにしょっぱいわけではない。これだけ色が黒いということはたまり醤油が主体なのだろうか。一方、香味油はかなり控えめなのでそれほどこってりはしていないが、辛味も酸味もないので何となくくどくてしつこく、魚介風味も感じられず直ぐに飽きがくる。このため、飽きがくる度に、溶いだ生卵、卓上の酢、卓上のラー油を順々に加えて味を調整した。豚バラ軟骨は6時間煮込んであるそうなので脂分は落ちているが、やはりしつこさを感じる。細く裂かれたメンマも、味云々と言うよりはジャキジャキとした食感を楽しむという意味の方が大きいように思えた。麺を食べきる少し前に若いスタッフに追い飯を持ってくるようお願いすると、お茶碗半分ほどのご飯を直ぐに届けてくれた。余ったタレと混ぜ合わせ、鶏と煮干し出汁の醤油スープを飲みつつ、残しておいた海苔と一緒に完食したらお腹はパンパン。
 麺が冷たいので盛夏には食べやすいのは事実だが、油そばを冷たくするのはやはり無理があると正直感じた一杯だった。

・お気に入り度:○

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