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帆立の昆布水つけ麺・白【塩】@ほたて日和・千代田区秋葉原

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写真: 帆立の昆布水つけ麺・白【塩】@ほたて日和・千代田区秋葉原

写真: 全部のせ醤油らーめん・燻製玉子バージョン@しののめヌードル・江東区亀戸 写真: チリコンチーズの鶏パイタン@塩生姜らー麺専門店MANNISH亀戸店・江東区亀戸

Tokyo Style Noodle ほたて日和
  千代田区神田佐久間町2-25 ウメヤビル1階

 昨年12月中旬にオープンした新店で、麺屋33@神保町の系列店だそうだ。オープンしてちょうど1か月、評判がすこぶるよいのでこれは是非味わおうと訪れた。平日の11時35分にお店に着くと、既に開店していて外には9人が並んでいた。冷たい雨が降る中、じっと待つこと35分でようやく入店となった。お店に入ってすぐ右側に券売機が置いてある。メニューは北海道北部、オホーツク海沿岸の猿払村産ホタテを使った「帆立の昆布水つけ麺」のみで、つけダレが醤油味の黒と塩味の白の2種類が用意されていてどちらも1100円。また、肉ワンタンと昆布玉子がプラスされる特製もありこちらは1400円。今回は帆立をどこまで活かしているのか知りたくて、ピュアな味わいが期待できる塩味の白にした。
 10分弱で配膳されたのは、昆布水に浸った麺とその上に具材が盛り付けられたホタテの貝殻模様の大皿、つけダレが入った小丼、それにホタテのカルパッチョ、鰹塩、ワサビ、トリュフオイルそれにハーブのディルのフレッシュな葉先が盛られた皿の3つ。卓上には「ホタテの昆布水つけ麺の美味しい食べ方!」と書かれた指南書があり、それによると、1 ホタテのカルパッチョ、2 昆布水から引き上げた麺をそのまま、3 麺にワサビ、ディル、鰹塩を付けてそのまま、4 麺をつけダレに潜らせて、5 麺にトリュフオイルをかけてそのまま、6 お好みの食べ方で、7 スープ割りをの順で食べてと書かれている。それに素直に従い、まずは前菜としてホタテのカルパッチョを。臭みが全くない新鮮なホタテにほどよい味付けが施してあり、甘味があってプリプリ。ひと口でペロリといけばまいうー。次いで、麺をとろりとした昆布水から引っ張り出してそのまますする。麺は三河屋製麺製の全粒粉入りストレート太麺。北海道産春まき小麦の「春よ恋」100%で打った特注麺とのことで、弾力があってムチムチ、シコシコとコシのある食感が楽しめる。その麺が浸かっている昆布水は北海道産羅臼昆布に加えて強烈な粘りが出る北海道産がごめ昆布を加えているので糸を引くくらいトロントロン。また、アクセントとしてイワシ煮干し(注:平子煮干か)の旨味もプラスしてあるので、昆布水だけでも十分に美味しい。指南書に従って鰹塩、ワサビ、ディル、トリュフオイルなどで味変しながら食べ進めると麺がどんどん減っていく。麺量は250gくらいあるように思うが、これなら+100円で大盛にしておけばよかった。つけダレは鶏をベースにホタテの旨味が十分に引き出された塩味でこれもウマウマ。つけダレの中にはベビーホタテが2個沈んでいたが、火が通ったホタテもメチャ美味い。麺の上に載る具材はバーナーで炙ったホタテ、豚リブロースのレアチャーシュー、鶏ムネのレアチャーシュー、メンマ、青菜。2種類のチャーシューはどちらも軟らかくジューシーで、特に鶏肉はムネ肉なのに結構濃いめの旨味があったのには驚いた。またメンマは、日頃食べている麻竹(マチク)を発酵させたものとは風味も食感も異なっていて、孟宗竹を使った国産メンマかもしれないがよく分からない。青菜は青臭さが全くなかったがコマツナのように思う。麺と具材を食べ終わって女性店員さんにスープ割をお願いすると、湯筒に入れて配膳された。説明書きによると、割りスープは鯛出汁と浅利出汁の合わせ汁に鮪魚醤で香り付けしたものだそうだ。まずはそのまま味わって欲しいとのことなので、レンゲにとって飲んでみる。言われれば鯛と浅利かなと思える魚介の旨味が詰まった出汁で、これをご飯にかけて醤油を垂らして出汁茶漬けにすれば絶対旨いだろうと思える代物。それをホタテ出汁の効いたつけダレと合わせるのだから鬼に金棒で、更に旨くなる。
 麺と昆布水が美味しいからどんな食べ方をしても外れないのだろう。手の込んだスープ割も含め、いろいろな食べ方がこれだけ楽しめて1100円と言う値段設定は驚愕だ。

・お気に入り度:◎

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