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リコぴんくめん@ひよこプリン・江戸川区平井

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写真: リコぴんくめん@ひよこプリン・江戸川区平井

写真: いぶきそば(小)@一颯・葛飾区新小岩 写真: 替玉盛り付け後@博多一瑞亭・新宿区新宿御苑前

ひよこプリン
  江戸川区平井3-16-11 ミヤガワビル103

 今年の8月中旬にオープンした新店。まるでスイーツ専門店のような店名だし、お店の外観もとてもラーメン屋には見えないが、紛れもなくラーメン専門店だ。「まだまだ『ひよっこ』、みんな大好き『プリン』」という想いからこのような店名にしたらしいが、何のことない、店主さんは4年前まで同じ江戸川区の一之江で「めんや もも」という人気店を営んでいた実力者だ。オープンしてまだ1か月あまりだが、ラヲタの間では早くも話題になっているので訪れた。メニューは豆乳を使った白らーめん、まぜめん、担々めん、汁なし担々めん、らーめん、つけめんの6種類と多様。そんな中、9月下旬から10月22日までの期間限定で、ラーメンマガジン「ラーマガ」とコラボして提供しているかけラーメンの標記メニュー(900円)の食券をお店に入って直ぐにある券売機で発券した。雨がしとしとと降る土曜日のほぼ14時で、先客は7人とまずまずの入り。
 配膳された丼の中は、かけラーメンのため具材はなく、麺以外は薬味の刻み紫タマネギが載っているだけ。麺はウェーブがかかった中太。レギュラーメニューのラーメンには福島市にある羽田製麺の全粒粉入りストレート中細麺が使われているようだが、やや褐色を帯びているものの麺肌には粒々が見られないし、形状も異なるのでこのメニュー専用の麺のようだ。初めのうちはツルツル、シコシコで好印象だったが、伸びるのが早いようで徐々に食感が弱まっていくのは惜しい気がした。スープはトマトピューレかトマトペーストと豆乳を合わせ、たぶん鶏と思われる動物系出汁でのばしたものでシャバシャバタイプだった。トマトの風味だけではなく酸味やトマト由来の旨味もしっかり感じられ、素材の味がよく分かることには驚いた。塩加減はジャストで旨味は十分、コクもバッチリで実に美味しい。丼には粉チーズとタバスコが添えてあり、奥様からは「途中で加えて味変させてください。」と配膳時にアナウンスがあったので、半分ほど食べた段階でまずはタバスコを数振り。当然、シャープな辛さがプラスされるが、それだけでなく、タバスコの独特な風味が加わったことがよく分かる。数口食べた後に、今度は粉チーズを振り入れた。チーズの風味とさらなるコクが追加され言うこと無し。ただ、早い段階でチーズを使うとトマトの風味が薄れてしまうので要注意だ。
 スープを飲んでいる時にわずかにだが魚介の風味を感じたので、退店時に思い切って店主さんに尋ねたところ、出汁ではなくタレに何種類かの魚介を使っているとのこと。道理で「わずか」だったんだと納得した。かけラーメンで900円は意外に思えるが、かなり手の込んだスープであることは間違いがない。

・お気に入り度:○+

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