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担担麺+パクチー@鳴龍・豊島区新大塚

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写真: 担担麺+パクチー@鳴龍・豊島区新大塚

写真: ラーメン・とろり@鶏ポタラーメンTHANKお茶の水店・千代田区小川町

創作麺工房 鳴龍(なきりゅう)
  豊島区南大塚2-34-4 SKY南大塚1階

 某コンビニとのコラボカップ麺が大変気に入り、いつかは行ってみたいと思っていたお店を思いきって訪れた。11時半の開店時刻直前に着いたら既に17人が列を作って待っていた。平日だが長蛇の列を覚悟してだけにホッと一安心で、思いのほか早く、30分後の12時には無事入店できた。辛い麺として担担麺、麻辣担担麺、酸辣麺の3種類が、また担担つけ麺もあったが、カップ麺との違いの確認の意味も込めてオーソドックスな担担麺にした。900円。また、ダメな人には全くダメなパクチー(香菜(シャンツァイ)、コリアンダー)が、トッピングとしてせっかく用意されているのに見逃す手はないと思い続けてポチッとな。100円。
 麺はストレート中細。加水率も低いようで長浜ラーメンに使われる麺に相当似ているように思える。その麺を、博多的に言えばいわゆる「やわ」で茹でてあるので、歯応えもそれほどなく優しい食感に仕上がっている。九州直送かとも思ったが、ラー本によれば自家製麺だそうだ。スープは、これを一口すすって、ミシュランの一つ星を5年連続で獲得し続けている理由がよく分かった。スープをいつもどおり普通に味わえば、バランスがよい美味しい担担スープぐらいにしか思えないだろう。しかしながら、これをじっくりと味わえば、出汁の複雑でしっかりとした旨味、芝麻醤か擂りゴマかは分からないがゴマのふくよかな香り、ラー油のピリッとした辛味、花椒(山椒も?)の刺激的な清涼感、黒酢由来と思われる隠し味のようなほのかな酸味、これらがはっきりと分かる。この奥行きのある味わいが、このお店のこのメニューの真骨頂のような気がする。具材はそぼろ肉と多めの木口切り青ネギのみとシンプルだが、このそぼろ肉も八角か五香粉の香りを纏っていて、きちんと下味が付けられていることが分かる。また、スープをすくって飲んでいると、時々、そぼろ肉よりも細かくて硬い何かに出くわすことがある。種類は分からないが、ピーナッツのようなナッツ類を砕いたもののようだ。丼の中の食材全てが計算尽くで加えられているような気がする。一通りの味の確認が終わったので小皿で提供されたパクチーを投入。香りは強いがスープ全体に影響を及ぼすことはなく、一口一口に味の変化が付いて楽しい。
 あまりの美味しさに麺をペロッと食べきったが、スープは結構残っている。替玉(100円)やご飯(150円)が手招きして待っているように感じたが、最近、体重が警戒ラインを突破したためここは自重。それでも、スープを残すのはもったいないので完食、完飲しご馳走様でした。

・お気に入り度:○+

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