味玉清湯つけそば@神田勝本・千代田区神保町
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つけそば 神田勝本
千代田区神田猿楽町1-2-4 ダイニ猿楽町ビル1階
日曜が定休日で、その日以外の営業時間は17時までとちょっと行きにくいお店なので土曜日に出かけた。開店から20分過ぎた11時20分の時点で満席のため、店頭で少し待たされた。メニューは清湯と書いてしょうゆと読むつけ麺とラーメンの2本立て。メニューにはつけ麺がラーメンよりも前に書いてあったのでつけ麺がウリだろうと判断し、お店に入って直ぐの所にある券売機で標記のボタンをポチッと。980円。
麺はウェーブが付いた中細麺と幅が4mmほどの平打ちストレートの2種合い盛り。どちらも浅草開化楼製の特注麺で麺量は合計で280g、見た目はそれぞれ同量のように思える。中細麺はパツパツとした低加水麺、一方、平打ち麺は麺肌がツルッとして喉ごしの良いモチモチの加水率高めの麺という組合せで、全く異なる食感を同時並行的に楽しめる。平打ち麺は一般的なつけ麺のイメージだが、博多ラーメンの麺のような食感の中細麺はつけダレの持ち上げがよく、これはこれでアリと感じた。つけダレは煮干し、カツオ節、ソウダ節、鯖節、平子煮干しを使っているという魚介系の風味と旨味が最初に口中に広がり、遅れて鶏の旨味が感じられる。甘味、酸味、辛味はなく香味油もかなり控えめのため、淡麗系の醤油ラーメンのスープを濃くしたような比較的あっさりとした味わいだが、魚介系と鶏の旨味がしっかりとしているので物足りなさは無い。途中で卓上にあった京都・原了郭の黒七味を振り掛け、少し味変させた。あっさりとしたつけダレなので黒七味がよく合う。チャーシューはバラ肉ストレートで、周囲の一部に焦げが見られるが香ばしさはない。厚みが4mmほどあるので食べ応えがあり、肉の旨味もちゃんと残っていた。味玉は見た目よりは薄味で、黄身はほとんど固まっておらずトロトロだったが、少し濃厚さが感じられた。あとはナルトに薬味の木口切りネギと刻みミツバ。
麺を食べ終わって、つけダレの小丼を差し出しつつ厨房の店員さんに声を掛けると、刻みミツバを足して昆布出汁で割られたスープ割りが戻ってきた。さらに「よろしかったらこれを搾ってください。」と、1/4にカットされたスダチが載った小皿が添えられた。最初はそのまま、途中でスダチを搾って香酸かんきつ特有の芳香をプラスしてきれいに飲み切った。
・お気に入り度:○
アルバム: 東京のラーメン・その1
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