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【06】ボンネット!〜京都鉄道博物館グランドオープンによせて〜

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Photos: 【06】ボンネット!〜京都鉄道博物館グランドオープンによせて〜

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去る4月29日、京都・梅小路に「京都鉄道博物館」が開館しました。
以前よりこの地にあり、2015年8月をもって一旦閉館した「梅小路蒸気機関車館」と、2014年に閉館した大阪・弁天町の「交通科学博物館」を発展統合した施設で、これらは報道などでみなさんが見聞きしていることだから詳細は割愛させていただきます。

この新しいミュージアム、メインの展示棟に入るとJR西日本エリアで代表的に活躍した車両がまず並べられているわけですが今回紹介するボンネットの489系クハがその中の1両。

「雷鳥」「しらさぎ」「白山」「はくたか」「白鳥」…などなど長らく北陸特急はじめ全国の電化区間で活躍を続けた485/489系列、その初期製造の先頭車はこの鼻の突き出たいわゆる「ボンネット」型電車でした。
今回展示されたのは金沢に籍を置き、最後まで伝統の国鉄色を身に纏い北陸を駆けたうちの1両で、搬入にあたってはボンネット側面のJNR(日本国有鉄道)ロゴマークエンブレムや機関車に牽かれて北陸から自走してくるなど話題満載でしたが、雨どいが「松任塗り」とよばれた省略形のクリーム色であることや窓の押さえゴムが国鉄当時の灰色ではなく現役最終時の黒色ゴムであったりと時代考証的にもう一歩…いやいや、ここまでして復元・搬入してくれただけでも我々マニアからすれば御の字であるわけですが。

今回ご紹介するのはその金沢所属の489系ボンネットが「雷鳥」に運用されていた2001年の姿。
この頃同所の489系は金沢〜東京上野間の夜行急行「能登」に定期運用を持つほかは各種団体・臨時列車で運行されていました。
電化区間万能の性能を活かし北陸・東北・近畿・首都圏のほか稀に中部を通り越し東海道線を富士まで、またリバイバル列車として下関や九州・博多まで足を伸ばしたのが金沢のボンネット、まさに大車輪の活躍でした。
中でもこの臨時「雷鳥」は通常運用の京都・向日町運転所のボンネット達と違い印刷板のヘッドマーク(通常運用車は盗難対策でガラスが一枚多く奥まった表示器具)や、連結器付近のスカートが大きく欠き取られるということもなく国鉄時代の姿を色濃く残す存在で運転日毎にボンネット車の登板を心待ちにしていたものです。
そうは言ってもボンネットではない485系が充当されることもあるし、また天候にも左右される撮影のことですから快晴のもと撮れたのは余りなかったかな…?

そんな今からすれば夢のような活躍を見せてくれた「ボンネット」、今は静かに京都の地で後輩の活躍を見守り子供たちに夢を与える第二の人生を送っていますが、美しく整備された姿を見るにつけ往時の活躍ぶりを思い出す次第。

DATA:ASA400,85mm,1/1000,F=6.7

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