聖フローリアン教会墺太利リンツ
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リンツ(Linz)駅からポストバスで30分。St.Florian下車。バスは一日数本超不便・・タクシー利用だと50ユーロー程度でお薦め。聖フローリアン教会は、ブルックナーが1837年に聖歌隊員として活躍し、1848年から12年間オルガニストを務めた。遺言により、彼の遺骸が教会の下に眠っている。ブルックナー関係のレコードジャケットにもこの掲載写真のアングルが多数採用されています。有名なところではオイゲン・ヨッフムのEMI ASD3***交響曲でしょうか。ブルックナーの創造した本当に深い森の中をそぞろ歩いているような錯覚を起こさせる稀有な名演だと思います。ブルックナーをより自然に近づけ心暖まるものにする感じ・・。長らく名盤の地位を保っているが、今後も聴き継がれていくであろう素晴らしいレコードです。何もこれと言った特徴の無い田園地帯、少しだけ高い丘の一帯にぽつんと姿を現します。ブルックナーの田舎っぽいとも言われる誠実な人柄はこの環境の中からさらに昇華したのでしょう。我々が訪問したときは、ブルックナー音楽祭が終わったばかりの修道院は静まりかえっています。その静謐な聖堂の中に入ると、あのブルックナーと同じ空間に居るんだ・・・と言うだけで静かな昂奮を覚えます。
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