なぜFXはやめとけと言われるのか?理由や代わりの資産運用方法も紹介

FXはやめとけ!おすすめしない理由と代替の資産運用方法を解説

簡単に始められ24時間いつでも取引できるという便利さから、気軽に始めてしまう人も多いFX。

しかし、相場変動の激しいFXで利益を出し続けるには相当の知識と経験が必要!中途半端な知識では大損にも繋がるため「やめとけ」と言われることが多いのも事実です。

実は筆者もFX経験者。FXを生半可な気持ちで行うのはやめとけば良かったと後悔している一人です。

そこで本記事では、FXはやめとけと言われる理由や注意点、投資初心者でも取り組みやすい代替の資産運用方法などをまとめて解説します。

筆者の二の舞を踏まないためにも、ぜひ最後まで目を通してみてください。

目次

なぜFXはやめとけと言われるのか?5つの理由を解説

誤解を防ぐために最初にお伝えしますが、FXはやめておけと言われる理由は「FXが根拠に基づかないギャンブルだから」という訳ではありません

FX(外国為替証拠金取引)は、根拠に基づいて変動する2か国間の為替相場や金利差を利用して利益を生みだす歴とした運用方法です。

ではなぜFXはやめたほうが良いと言われるのか、以下5つを見ていきましょう。

やめとけと言われる理由1. リスクが高い
やめとけと言われる理由2. FXはゼロサムゲーム
やめとけと言われる理由3. レバレッジで失敗する人が多い
やめとけと言われる理由4. 負ける人が多い
やめとけと言われる理由5. 運用に手間がかかる

やめとけと言われる理由1. リスクが高い

FXはやめとけと言われる一番の原因はそのリスクの高さにあります

投資では金融商品の「値動きの振れ幅」を利用して利益を出すのですが、相場変動(値動き)が激しい商品は高い利回りを期待できる反面、損をするリスクも高くなります。

値動きの振れ幅はボラティリティ(Volatility)とも呼ばれ、一般的にFXで利用する為替のボラティリティは他の金融商品に比べて高いと言われています。

金融商品のリスクとリターンの関係

FXはプロのトレーダーでも安定して利益を出すのは難しいと言われる投資先。下で紹介しますがFXの取引経験の長いトレーダーでも大きな儲けを得ている人は意外と少ないのです。

投資で資産を安定的に増やしたい方は、FXのようなハイリスクな運用先よりも、リターンとリスクのバランスの取れた金融商品がおすすめです。

やめとけと言われる理由2. FXはゼロサムゲーム

投資におけるゼロサムゲームとは、市場のパイが決まっていて、市場への参加者の利益と損失の合計がゼロになるという意味で使われます

FXは2通貨の交換による取引のため、例えば一方が通貨安で利益を上げた場合には、対する通貨の保有者は通貨高で損失が出るといったように、両者がWIN-WINになることはありません。

一方で株式投資や債券などはプラスサムゲームと言われます。たとえば株式では、企業が成長すると株価が上昇し、株を保有する投資家の利益も増加するというWIN-WINの関係になります。

もちろんいずれの金融商品も取引方法によっては損をする可能性がありますが、FXの場合は必ず負ける人が出るという仕組みであるためにやめとけと言われているのです

やめとけと言われる理由3. レバレッジで失敗する人が多い

FXではレバレッジという仕組みを利用することが出来ます。

レバレッジ(leverage)は「てこの作用」を意味する言葉で、FXにおいては、いくらかの投資元本(証拠金)を保証金として、その何倍もの(日本では最大25倍)の金額で取引できる仕組みを言います。

例えば10万円の保証金で25倍のレバレッジを使用すると、250万円分の取引が可能です。

FXのレバレッジ

取引金額が大きくなれば、少しの為替変動でも大きな利益を狙える可能性があるため、レバレッジはFXのメリットとも言えます

しかし、予想とは逆方向に為替変動が起これば、保証金(手持ちの投資元本)以上のマイナスを負い大損する危険性もはらみます。

実際FXではレバレッジの掛け過ぎなどにより大損をする人が後を絶ちません。自己資金以上のマイナスが出る可能性のあるレバレッジでは、投資者の精神的負担も大きく狼狽売りなどで損失を膨らませてしまう投資初心者の方も多いです。

そのため、為替変動を高い確率で正しく予想できるベテラントレーダーでなければ、FXの高いレバレッジ使用はやめたほうが無難です。

やめとけと言われる理由4. 負ける人が多い

一般社団法人金融先物取引業協会が全国の20代~70代のFXトレーダー1000人を対象に行った「外国為替証拠金取引の取引顧客における金融リテラシーに関する実態調査」(2018年)では、FX取引に関して以下のような結果が出ています。

FXによる利益・損失とFXの取引年数

調査結果では、年間のFX取引でなんらかの利益が出ている人の割合が約6割、運用に失敗し損失に終わった人が約4割という結果でした。人によってこの結果の受けとり方は違うでしょうが、他にも資産運用を行う筆者の意見としてはFXの勝率60%は低いと感じます。

また利益が出ている人の約6割は年間利益が20万円以下となっており、こちらもFX取引に必要な勉強や情報収集などの手間暇を考えると割に合わないと感じるのが本音です。

もう一つ特筆すると、本アンケートは現役でFX取引を続けている人を優先的に抽出しているため、アンケート対象者の約80%が1年以上のFXトレーダーで構成されています。FXの取引年数が5年以上のベテランとも言えるトレーダーが約45%もいる中で勝率が60%しかないとすると、FXの難易度は非常に高いと言わざるおえません

実際、FX経験者の9割は取引1年以内にやめるという話があります。ベテラントレーダーですら勝率60%なのですから、取引1年以内では負ける確率はより高いはず。多くの初心者トレーダーの方がFXで儲ける難しさを痛感し、取引をやめることを選ぶのでしょう。

やめとけと言われる理由5. 運用に手間がかかる

FXで長期的に安定した利益を上げるには、幅広い知識と分析能力が求められ、またそれらの習得には相当な時間を勉強やトレードにつぎ込まなければなりません。

またFXに必要な知識は複雑なものも多く、時間をかけて勉強をしても100%理解できず、結局FXへの挑戦をやめる方もいます

以下に、FX取引をする上で理解しておくべき知識をざっとまとめてみました。

FXの基本的な仕組みや専門用語取引時間・証拠金・スプレッド・スワップポイント・レバレッジ
注文方法(成行注文・指値注文・IFD注文・OCO注文・IFO注文)
決済方法(成行注文・指値注文・一括決済注文)
ポジション管理
トレード手法(スキャルピング・デイトレード・スイングトレード・ポジショントレード)
相場の分析方法テクニカル分析(移動平均線・MACD・ボリンジャーバンド・ストキャスティクス・RSI) ファンダメンタル分析(各国の経済指標・要人発言など)
通貨の特徴流通量・変動率・変動が激しい時期や時間・影響を与える国や指標など
世界の政治・経済情勢国内総生産GDP・各国の政策金利・雇用統計・貿易注視・小売高・消費者信頼感指数 新規失業保険申請件数・景気動向指数・消費者物価指数・鉱工業生産指数ほか
FX取引に必要な知識

ここに挙げただけでも相当な勉強量が必要なことが想像いただけるでしょう。

これらをマスターしないままFXに取り組む人は多くいますが、浅薄な知識でFXに取り組むのは、為替が動く根拠を理解せずに投資することになるため、運に任せてギャンブルをしているのと紙一重です

またFXでは投資前だけでなく通貨の保有中も、為替変動につながる世界の政治・経済状況に常に気を配り、チャートをみながら売買タイミングを見計らう必要があるため、運用中にも手間や心労がかかります。

始めること自体は手軽なFXですが、手間暇をかけずに利益の出せる運用先だと考えている人はやめたほうがよいでしょう。

注意

FXの自動売買であれば知識がなくても取引できると言われていますが、FXの基礎知識や相場変動への知識を持ち合わせていないと、詐欺まがいの自動売買ツールに騙されたり、理由も分からず損切りされて資産を失ったりと言ったことに繋がります。

自動売買を利用せず自分でトレードする場合よりははるかに少ない知識量で取引できるものの、知識のないまま完全にツール任せにするのはリスクです。

本当にやめるべき?FXの3つの投資メリット

このように負ける確率の高さや取引の難しさからやめてとけと言われることが多いFXですが、ではなぜFXを始める人が後を絶たないのでしょうか。

ここでは情報の公平性を保つために、FXのメリットもご紹介します。

1. 少額投資が可能で取引できる時間が長い

FXを始める人が多い理由は、気軽に始めやすい事が一番の理由ではないでしょうか。またCMやネット広告などで代替的に宣伝してきたこともFXが広く浸透した理由でしょう。

FXは、FX取引業者のホームページ上でメールアドレスを登録し、口座開設の申し込みと本人確認が済めばすぐに取引を開始することが出来ます

FX取引業者の一例
  • LION FX(ヒロセ通商)
  • MATSUI FX(松井証券)
  • みんなのFX(トレイダーズ証券)
  • LIGHT FX(トレイダーズ証券)
  • FXネオ(GMOクリック証券)
  • SBI FXトレード(SBI FXトレード)
  • FXダイレクトプラス(セントラル短資FX)
  • auカブコムFX(auカブコム証券)ほか

FXは数円程度から取引可能で、金融商品の中では断トツで最低投資額が安いのが特徴です。

ちなみに、海外FXの豪華な口座開設ボーナスと高いレバレッジを活用すれば、自己資金なしでFXをスタートできます。

ただし、海外FX業者の中には信頼性に欠けるところも多いため、選ぶなら海外FX業者おすすめランキングの上位に位置する業者が理想です。(※既出の通りレバレッジを使用すれば少ない自己資金で大きな取引を行うことが出来ますが、リスクが高いことについては言及済みです。)

またFXは1日30分~1時間ほどのメンテナンス時間を除きほぼ24時間取引可能。取引時間が限られている株式投資などとは異なり、いつでも好きな時間に取引できることが人気の理由になっています。

2. FXは下落局面でも利益を期待できる

FXでは「買い」と「売り」両方から取引を始めることが可能

FXの取引のタイミング

例えば、ドル円の通貨ペアで取引を行う場合、
円安に動くと予想する場合は「買い」のポジションをとり、円高に振れると予想する場合は「売り」から入ることでいずれの場合にも利益を狙うことが可能です

FXは上昇相場・下落相場の両局面で利益を狙うことができるため、上手に活用できれば利益獲得の機会は多いでしょう。

3. FXは円安対策になる

資産運用をせずに円を銀行の預貯金に預けたままにしておいた場合、円安になると資産が目減りしてしまいます。

たとえば、2023年1月には1ドル=131円程であったドル円レートが、2024年3月現在約151円にまで円安が進んでいます。
このレートに当てはめると、米ドルに対して私たちの持つ日本円の価値は2割以上目減りしたことになります。

円安が進めば海外から輸入している材料費などの価格が上がりインフレが引き起こされるため、私たちの支出が増えることに繋がります。

FXや株式投資、債券投資などで海外資産に投資をしている場合は、これら円安の弊害から資産を守ることが可能です

こんな人はやめとけ!FXが不向きな人の特徴

続いて、ご紹介したFXのメリット・デメリットの内容から、FX取引をやめた方が良い方を4タイプまとめてみました。

FXをやめとけと言われる人

やめとけと言われる人1. 学習意欲が低い人・データ分析が苦手な人
やめとけと言われる人2. 損切りできない人
やめとけと言われる人3. レバレッジで一攫千金を狙う人
やめとけと言われる人4. 手間暇を掛けずに資産運用したい人

では一つずつ見てみましょう。

やめとけと言われる人1. 学習意欲が低い人・データ分析が苦手な人

既出のように、FX取引には様々な幅広い知識が必要。知識武装せず運任せで行うFXはギャンブルと同じです。

FXは、その複雑な仕組みにも音を上げず、コツコツ収集したデータを分析し続けられるような方でなければ、まとまった利益(努力に見合う程の利益)を上げることは難しい運用方法です

片手間でFXに投資したい、数字に弱い、FXについて貪欲に勉強を続けられない人は、「負ける可能性が高いからやめておけ」というのが社会人をしながらFXに挑戦した筆者の意見です。

こんな方は負けるのが目に見えているのでFXは避けるべきでしょう。

やめとけと言われる人2. 損切りできない人

運用中に価格が変動する金融商品に投資する場合、運用中に含み損を抱えてしまうことがあります。

含み損とは

売却していないため損失が確定はしてないが、買った時よりも価格が値下がりし一時的に損をしている状態。

含み損と含み益

含み損や含み益などの評価損益はその後の相場変動によって変化するため、一時的に含み損を抱えてもいずれプラスに転じることもありますが、FXの場合、含み損が増えて証拠金維持率が圧迫されると「ロスカット」によって強制的に損失を確定されてしまうことがあるので注意が必要です

特に少額で大きなレバレッジを掛けている場合には、少しの為替変動でもロスカットされる危険性が大きくなります。

証拠金維持率ポジションを維持するために最低限必要な証拠金における※有効証拠金の割合。

証拠金維持率 = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100

※有効証拠金は、証拠金から含み損を引いた金額、もしくは証拠金に含み損を足した金額
ロスカット証拠金維持率が一定水準を下回った場合FX会社が強制的にポジションを決済すること。
FXの証拠金維持率・ロスカットとは

FXでロスカットを防ぐためには、ロスカットに至る前の段階で自分で見切りをつけて損切り(含み損を損失として決算させること)を行う必要があります

資産を増やす目的で行うFXで、損失を確定させるのは本当にストレスですが、損切りに躊躇する方はさらなる大損につながる可能性があるため、このような方はFX取引をやめるのをおすすめします。

やめとけと言われる人3. レバレッジで一攫千金を狙う人

本当にこんな人がいるのかと思いますが、中には借金をしたお金でFXのレバレッジ取引を行うという、非常にリスクの大きい取引を行う方がいます。

FXに精通した方ならある程度勝率は高くなりますが、そもそもFXに精通しリスクを認識している人は借金でFXに取り組むようなことはしません

また借金まではしないにせよ、自己資金(保証金)にたいして大きなレバレッジを掛けるのは本当に危険です。FX初心者の方は一般的に5倍程度のレバレッジを目安とするのが良いとされているので、取引になれるまでは低いレバレッジから始めるのがいいでしょう。

やめとけと言われる人4. 手間暇を掛けずに資産運用したい人

FXはやめとけと言われる理由の一つとして、知識の習得や日々の情報収集などに手間暇がかかることをご説明しました。

時間をかけて知識習得をすれば、負ける回数は徐々に減らしていけるかもしれませんが、それでも十分と言えるような投資利益を出し続けるのは容易ではありません。

既出の一般社団法人金融先物取引業協会の調査でも、アンケート対象者の約80%が1年以上の経験者で、かつ取引5年以上のトレーダーが約45%もいる中で、勝率が60%にとどまっている(1年間で何らかの利益が出た人が6割、損失に終わった人が4割)という結果が出ていましたね。

後ほど解説しますが、手数料と引き換えに投資のプロに運用を任せ、投資家自身は手間暇を掛けずに資産運用を行う方法も多くあります。

投資に手間暇がかけられない人、かけたくない人はこちらで紹介する他の資産運用方法を検討するのがおすすめです。

やめとけと言われるFX!失敗を防ぐならここに注意

前述の「FXはやめとけ」と言われる理由を踏まえても、FXに挑戦してみたいという方はいるかもしれません。

そんな方は以下の3点に注意をして、慎重に無理せずFXに取り組むようにしましょう。

FXを行う上での注意点は以下の3点です。

  1. 余剰資金の中から少額でFXに取り組む
  2. リスクを取り過ぎない(高いレバレッジは避ける)
  3. FXに関する情報収集・学習を怠らない

余剰資金の中から少額で取り組む

相場変動の激しいFXでレバレッジなどを用いて高額資産の運用を行うのは、取引経験の長いベテラントレーダーでも容易ではなく、投資初心者には非常に負担が大きくリスクも高いものです。

FXに挑戦するのならば、資産運用に充てる余剰資金のうち、一部の少額資金の範囲内で行うことをおすすめします

余剰資金とは

余剰資金は全資産から、当面の生活費と使い道が決まっているお金や万が一に備えるお金を引いた残りのお金。

お金の分類【余剰資金・余裕資金】

残った余剰資金の投資先は、下の章でご紹介するようなより安全性の高い運用先への分割投資を検討するとよいでしょう。

リスクを取り過ぎない(高いレバレッジは避ける)

「運に任せて借金を元手に25倍のフルレバレッジで取引」などという無鉄砲な方は言語道断ですが、そこまででないにせよFX初心者が少額でハイレバレッジを掛けて運用するのは危険です。

投資初心者はレバレッジ5倍程度までにとどめ、リスクの取りすぎを避けるのがおすすめです

また闇雲にFXに取り組むのではなく、事前にしっかりと勉強を積んだ上で、実際にFXを始める前には損切り・利確などの取引ルールを決めておきましょう。

FX業者が無料提供しているデモトレード(FX取引の本番環境の似たチャートを見ながら仮想取引体験ができるツール)を利用して、実際の運用前にトレードの練習を積むことで、本番の取引での失敗を防ぐことにもつながるでしょう。

FXデモトレードができる業者 一例
  • LION FX(ヒロセ通商)
  • みんなのFX(トレイダーズ証券)
  • FXネオ(GMOクリック証券)
  • DMM FX(株式会社DMM.com証券)
  • 外為どっとコム(株式会社外為どっとコム)他

FXに関する情報収集・学習を怠らない

数秒単位で変動を繰り返すFXのチャート画面は無機質な印象も与えますが、すべての値動きには理由があり根拠があります。その値動きの理由を理解し、今後の変動を正しく予想することがFXの勝率に繋がります。

上で紹介した以下の必要知識についてしっかりと事前学習を行い、あなたが相場変動を読み当てられるほどにFXの知識が成熟したかどうか、既出のFXデモトレードで仮想取引を行ってみると良いでしょう。

FXの基本的な仕組みや専門用語取引時間・証拠金・スプレッド・スワップポイント・レバレッジ
注文方法(成行注文・指値注文・IFD注文・OCO注文・IFO注文)
決済方法(成行注文・指値注文・一括決済注文)
ポジション管理
トレード手法(スキャルピング・デイトレード・スイングトレード・ポジショントレード)
相場の分析方法テクニカル分析(移動平均線・MACD・ボリンジャーバンド・ストキャスティクス・RSI) ファンダメンタル分析(各国の経済指標・要人発言など)
通貨の特徴流通量・変動率・変動が激しい時期や時間・影響を与える国や指標など
世界の政治・経済情勢国内総生産GDP・各国の政策金利・雇用統計・貿易注視・小売高・消費者信頼感指数 新規失業保険申請件数・景気動向指数・消費者物価指数・鉱工業生産指数ほか
FX取引に必要な知識

投資初心者にもおすすめなFX以外の資産運用方法5選

さて、ここでは本文中に何度か言及した、FXよりも安全に組みやすい初心者向けの投資方法を6つご紹介します。

スクロールできます
投資先名利回りリスクの
低さ
運用の
手軽さ
取り組み
やすさ
1位ヘッジファンド10~20%◎  
2位投資信託3~8%
3位ロボアドバイザー1~10%
4位債券投資0.1~4%
5位ソーシャルレンディング3~6%

1. ヘッジファンド

ヘッジファンドは、幅広い金融商品と高度な取引手法を用いて、市場の良し悪しに関わらず利益を追求する投資ファンドです。

ヘッジファンドでは、投資家から集めた資金をまとめて、高い専門性と投資能力を持つファンドマネージャーが運用を代行、運用で得た利益を投資家へ還元します

投資家は、FXのように自分で投資の勉強をして値動きを予想しながら運用する必要がなく、手間暇要らずで高い利回りを狙えます。

ヘッジファンドとは

運用を投資のプロに任せられる点では投資信託と似ているヘッジファンドですが、期待利回りやリスクヘッジ能力についてはヘッジファンドが断然優位と言えます。

なぜかというと、ヘッジファンドは投資信託のような厳しい運用制限がなく、「空売り」や「レバレッジ」を始めとする多種多様な投資手法を用いることができるため、上昇相場だけでなく下落相場でも利益獲得を狙うことが可能になるからです。

※FXでも紹介した「空売り」は価格の下落が見込まれる局面で、「売り」から取引を行うことで利益を出す方法です。

このような自由な運用手法と多種多様な金融商品への投資が可能なことから、ヘッジファンドでは年利10%以上の高い利回りを期待することが出来るのです。

スクロールできます
利回り10~20%
最低投資額1000万円程度~
手数料管理手数料2%・成功報酬20%
※会社によって異なる
運用開始方法運用会社のホームページから問い合わせ
→説明を聞いたのち出資
運用メリット投資のプロに運用を任せて、手間暇要らずで運用できる
知識のない投資初心者でも、プロの手腕で投資ができる
自動的に分散投資が可能
他の投資先よりも高い利回りが期待できる
絶対収益目標で運用(下落相場でも利益を出せる)
高いリスクヘッジ能力を享受できる
運用デメリット
(リスク)
最低投資額が高め
手数料が高め
手軽に売買できない

ヘッジファンドのネックは最低投資額が高額になることで、投資したくでもできない人も多くいます。

逆に1000万円以上の余剰資産がある方で、自分で高額資金を運用する自信がないとい投資初心者の方などは、ぜひ一度検討したい資産運用先でしょう。

以下の記事では、日本のおすすめのヘッジファンドをランキング形式で紹介しています。

筆者おすすめのBMキャピタルハイクア・インターナショナル他、合計12のヘッジファンドについて詳しく解説していますので、ぜひご参考くださいね。

2. 投資信託

ヘッジファンドと同様に、投資のプロの運用を委託して手間暇要らずで資産運用できる投資信託。

ヘッジファンドと違って、不特定多数の投資家から広く資金を募るため、投資家一人ひとりの最低投資額が少なくてすむのがメリットです。

投資信託とは

投資家が日本で選べる投資信託ファンドの本数はなんと6000本近く。国内株式・外国株式・国内債券・海外債券・不動産(REIT)・海外不動産・金などファンドごとに投資先も様々です。

投信ファンドによって運用による期待利回りやリスク度、手数料率なども様々ですので、投資家は運用開始前こそファンドを選ぶという手間がかかりますが、運用開始後はヘッジファンドの場合と同様、時間を掛けることなくお任せで資産運用をすることが可能です

スクロールできます
利回り3~8%
最低投資額100円程度~
手数料販売手数料0〜5.0%
信託報酬0.1%~2%
解約手数料(信託財産留保額)0〜0.3%
運用開始方法銀行や証券会社で口座開設→投信商品を選び購入
運用メリット投資のプロに運用を任せて、手間暇要らずで運用できる
証券会社やネットでいつでも手軽に売買できる
少額から投資できる
分散投資が容易にできる
投信積立サービスで簡単に積立投資が可能
積立NISAやiDecoを活用できる商品がある
運用デメリット
(リスク)
下落相場での耐性が強くない
(悪相場では利益を出しにくい)

ただし、投資信託はリスクヘッジの術に限りがあることがデメリットになります。

投資信託は、ヘッジファンドのように「空売り」などの高度な投資手法を利用できないため、下落相場では損失を避けるために有効な対応をとることができず、運用成績がマイナスになることがよく起こります

このような理由からヘッジファンド程の高利回りを狙うのは難しいですが、それでも商品の多様性と最低投資額の低さは魅力。ヘッジファンドには資金が届かなくて‥という方はまずは投資信託で資金を増やすというのも一つでしょう。

3. ロボアドバイザー

ロボアドバイザーも自分で運用はせず、人工知能であるAIに運用を任せることの出来る資産運用サービスです。

ロボアドバイザーとは

ロボアドバイザーのサービスプランは「投資助言型」と「投資一任型」の2種類。「投資助言型」ではネット上で投資家が答えた簡単な質問を元に、AIが希望に合う投資先を提案してくれます。

「投資一任型」では、投資先の提案だけではなく、実際の運用や運用中のポートフォリオのリバランスまで一貫して代行してくれます。

スクロールできます
利回り1~10%
最低投資額1万円程度
手数料「投資助言型」は無料
「投資一任型」は年1%程
運用開始方法ロボアドバイザーを提供する会社の公式サイトにて口座開設
→資産運用の目標額やリスク度合いなどの質問に答える
→入金して運用開始
運用メリットAIに運用をまかせるため手間暇がかからない
少額から投資できる
運用デメリット
(リスク)
NISAが利用できないロボアドバイザーが多い
AIだからといってマイナスにならないわけではない
投資知識が身につかない

「投資一任型」でロボアドバイザーが提案してくれる投資ポートフォリオに組み込まれるのは、債券・株式・不動産などで運用をするETF(上場投資信託)で、運用の利回りも、個人のリスク許容度に応じて1~10%程と幅があります。

失敗が怖くなかなか資産運用に踏み込めない、何からどう始めたらよいのか分からないという初心者の方は、まずは殆どコストの掛からない「投資助言型」でAIのアドバイスを受けてみるのもよいでしょう。

ただし、AIだから確実に利益がでる・AIだから失敗しないという訳では決してありませんので、AIが運用する商品について最低限の知識程度はつけておくのがおすすめです。

ロボアドバイザーの一例
  • ウェルスナビ (Wealth Navi)
  • FOLIO ROBO PRO
  • 楽ラップ
  • 松信工房
  • THEO

4. 債券投資

「債券」は、国や地方公共団体、企業が資金を調達する目的で発行します。投資家は債券を購入し決められた満期まで保有することで、満期時に元本と利子を受け取ることができます。

債券とは

債券には、国が発行する「国債」、地方公共団体が発行する「地方債」、企業が発行する「社債」があり、日本国内で発行される債券を国内債券、海外で発行されるものを外国債券と呼んだりもします。

満期までの期間や利率は発行体によって様々ですが、多くの債券では発行時から満期まで利率が変わらないため利益計算がしやすく、初心者におすすめの資産運用方法です

スクロールできます
利回り個人向け国債‥0.1%~0.5%程度
地方債‥0.2~1.8%程度
社債‥0.3~2%程度 (会社による) 
最低投資額個人向け国債‥1万円
地方債‥1万円程度
社債‥10万円単位や100万円単位
手数料無し
運用開始方法個人向け国債‥証券会社・銀行などで購入
地方債‥証券会社・銀行などで購入
社債‥証券会社で購入
運用メリット個人向け国債‥国が破綻しない限り元本保証 / 0.05%の最低金利が保証
地方債‥国債より利率が高く、社債より安全性が高い
社債‥国債や地方債より金利が高め
運用デメリット
(リスク)
個人向け国債‥利率が高くない
地方債‥満期前に換金すると時価での売却になる
社債‥発行体の破綻リスクが国債や地方債より高い / 発行が不定期で取扱量が少ない

債券は運用中に元本や利息が変動することがないため、FXと比べれば非常に安全性の高い運用先ですが、国や企業などの債券の発行体が万が一破綻しデフォルト(債務不履行)を起こすと、利子や元本(償還金)が戻らない場合があります

債券の安全性(デフォルトに陥るリスクが低い)は、高い順に「国債>地方債>社債」となっており、国内債券と外国債券では国内債券の方がリスクは低めです。

債券に投資する前には、債券の信用力や元利金の支払い能力を可視化した「格付け」を参考にしておくと、このような不慮の事態を避けることができるでしょう。

格付け会社一覧

日本
格付投資情報センター(R&I)
日本格付研究所(JCR)

海外
S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)
Moody’s(ムーディーズ)

5. ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングは「融資型クラウドファンディング」とも呼ばれ、資金調達のために融資を受けたい企業と、資金を貸し出して利息を得たい投資家をインターネット上でつなぐサービスです

ソーシャルレンディングとは

ソーシャルレンディングの利用方法は、サービスを提供する仲介業者のHP上で融資する案件を選び出資し、満期を待って元利金を受け取るだけと大変シンプル。FXのように自分で相場に合わせて運用する必要がないため、運用に時間がかからず投資初心者の間でも人気が高まっています。

スクロールできます
利回り3~6%
最低投資額1万円程度
手数料出資金額を入出金する際の銀行振込手数料
(口座開設・口座管理販売手数料はかからない場合が多い)

営業者報酬 (出資金額に対して年率1.3〜4.0%程)
運用開始方法ソーシャルレンディング業者で口座開設
→投資する案件を選定
→出資
運用メリット利回りが高め
少額から投資可能
運用に手間暇がかからない
運用デメリット
(リスク)
流動性が低い (満期まで解約出来ない)
貸し倒れリスクがある
ソーシャルレンディング業者の倒産リスク

年間利回りの目安は3~6%と高めですが、FXのようにレバレッジなどの仕組みはないので、まとまった利益を出すにはある程度の投資元本は必要です。

ソーシャルレンディングの注意点は、債券の場合と同じく融資先企業のデフォルトリスク。ソーシャルレンディングを利用する企業は、銀行から融資を得づらいスタートアップ企業や中小企業などが多いため、融資案件選びは慎重に行う必要があります。

投資前に企業の財政状況をしっかりと把握しておくことで不測の事態を回避できるでしょう。

ソーシャルレンディングサービス例 一覧
  • ロードスターインベストメンツ株式会社「オーナーズブック」
  • 株式会社バンカーズ「Bankers(バンカーズ)」
  • クラウドクレジット株式会社「クラウドクレジット」
  • ファンズ株式会社「Funds(ファンズ)」
  • 日本クラウド証券株式会社「クラウドバンク」

以上、「やめとけ」といわれるFXに代わる投資初心者向けの運用先5選を解説しました。

まとめ:ギャンブル感覚ならFXはやめとけ!よく考えてから投資しよう

FXを含め資産運用の方法は様々ですが、誰がどれを選ぶにせよ、目的はみなさん「お金を増やしたい」ですよね。

お金を増やすための投資には大なり小なりリスクが伴いますが、中には投資初心者でも無理なく利益の出しやすい運用方法が存在します。

本記事の内容からFXは自分には向いていないと感じた方も、投資を諦めず、自分に合う方法を見つけられるとよいでしょう。

ヘッジファンド解説記事はこちら
投資信託解説記事はこちら
ロボアドバイザー紹介部分はこちら
債券投資紹介部分はこちら
ソーシャルレンディング解説記事はこちら

最後にFXに関するよくある質問を用意しました。関心のある方は最後まで確認してみてください。

「FXはやめとけ」に関してよくある質問

「FXはやめとけ」に関してよくある質問に回答します。

Q.初心者には米ドル/円の通貨ペアがおすすめな理由は何でしょうか?

アメリカドルは流通量が世界で最も多く、取引量の多さから比較的変動が小さいため、為替リスクを抑えられる点で初心者におすすめです。また情報量が多いことやスプレットが小さいなど初心者だけでなくFXトレーダー全員にメリットの多い通貨ペアです。

Q.初心者におすすめのFX会社はありますか?

初心者がFX会社を選ぶコツとして、スプレットの低さ・スワップポイントの高さ・ツールの使いやすさと機能・デモ口座があるかなどに注目するのがおすすめです。諸々の条件を総合評価した上で、FXネオ(GMOクリック証券)、みんなのFX、LION FX(ヒロセ通商)などのFX会社が初心者には始めやすいと評価されています。

Q.なんJや2ch、Yahoo知恵袋などで「大学生はFXはやめとけ」とありました。なぜでしょうか?

大学生だからやめておけというのは語弊があります。少額からレバレッジを使ってまとまった利益を狙えるFXですが、あまりにも少額で高いレバレッジを掛けるとロスカットにより損失が大きくなる危険性があります。大学生の場合は十分な投資資金を確保できないと考える方が知恵袋などで「やめとけ」とおっしゃっているのではないでしょうか。

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引用:BMキャピタル公式

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