外貨預金をおすすめしない理由とは?メリット・デメリットや他の資産運用方法を解説

外貨預金をおすすめしない8つの理由を解説!デメリットを理解して失敗を防ごう

低金利時代の今も全財産を銀行預金に預ける人が多い「貯金大国」日本。

しかし日本の預金金利はわずか0.002%程。より高い金利や海外への資産分散のために「外貨預金」を検討している人もいるでしょう。

しかし外貨預金は資産運用セミナーや書籍、金融関連サイトなどでは「おすすめしない」といわれる商品でもあります

外貨預金をおすすめしない理由は、ずばりメリットよりもデメリットの方が多いから

そこで本記事では、外貨預金をおすすめしない8つの理由、運用時の注意点、外貨預金以外に検討したい代替の資産運用先などを解説します。

安易に手を出して失敗しないためにも、ぜひ本記事の内容を吟味してみてください。

目次

外貨預金の仕組みと運用メリット

冒頭での紹介の通り、外貨預金サービスを提供する銀行員以外からは「おすすめしない」と低評価を受ける外貨預金

しかし商品として存在する以上、外貨預金にもデメリットだけでなくメリットが存在します。

外貨預金をおすすめしない理由を解説する前に、ここで簡単に外貨預金の仕組みとメリットをおさらいしておきましょう。

※外貨預金をおすすめしない理由から読みたい方はこちらから読み進めてください。

外貨預金とは、日本円ではなくドルやユーロなどの外貨(外国の通貨)で預け入れる銀行預金

外貨預金とは

円預金と基本的な仕組みは同じで、預け入れしている金額に対して利息が付きます。

例えば、金利が年5%の外貨定期預金に1万米ドルを預けると、1年後の解約時には※500米ドル(1万米ドル×金利5%)が利子として受け取れるという仕組みです(※実際にはそこから税金や手数料が引かれます)。

外貨預金の種類
  • 外貨普通預金‥自由にお金を出し入れできるが、金利は定期預金より低め。
  • 外貨定期預金‥決められた期間の間預け入れ、満期まで引き出せない。金利は普通預金より高い。
  • 外貨積立‥円預金口座から毎月一定金額を外貨普通預金へ自動入金する。

外貨預金を利用するメリットとしては以下の4点が挙げられます。

 1. 銀行で口座開設すれば簡単に始められる

外貨預金では、まず銀行で外貨預金口座を開設し、日本円を外貨に換えてから外貨預金口座に入金。

外貨普通預金や外貨定期預金で一定期間預け入れたあと、再び日本円に換金して引き出すという流れです。複雑な手続きが必要ないため誰でも簡単に始めることが出来ます

2. 外貨預金は円預金よりも高金利

外貨預金で利用できる通貨には以下のような通貨があります。

  • アメリアKドル(米ドル)
  • ユーロ
  • オーストラリアドル(豪ドル)
  • ニュージーランドドル(NZドル)
  • イギリスポンド(英ポンド)
  • 南アフリカランド(南アランド)
  • スイスフラン
  • カナダドル
  • 香港ドル
  • 人民元など

以下の表は、これらの通貨の中でも人気の5通貨をベースとした外貨預金とと円定期預金の金利を比較したものです。

スクロールできます
分類金融機関円定期
預金
外貨預金 (定期)
米ドルユーロ豪ドルNZドル南ア
ランド
ネット銀行イオン銀行0.01%3.7%2.7%3.6%
ソニー銀行0.02%5.3%3.0%4.0%5.0%6.5%
住信SBIネット銀行0.02%
5.4%3.0%4.1%
5.1%
6.1%
auじぶん銀行0.05%6.0%3.0%4.1%5.1%6.5%
その他※SBI新生銀行0.05%6.0%2.9%4.0%5.0%7.0%

メガバンク
三菱UFJ銀行0.002%0.01%0.001%0.001%0.01%
みずほ銀行0.002%0.01%
0.01%0.01%
0.01%
信託銀行三井住友信託銀行0.002%0.1%0.01%0.1%0.75%
円預金・外貨預金の金利一覧(1年満期)

 ※SBI新生銀行の定期預金金利は、取引額や残高などにより異なります。表中は「スタンダード」の金利を表示。

表をご覧いただくと分かるように、外貨預金金利は円定期預金の金利と比較すると非常に高くなっています

メガバンクでは外貨預金の金利が高いとはいえ低金利には変わりありませんが、ネット銀行の外貨預金を利用すれば円預金金利の100倍〜200倍以上の金利で預け入れすることができます。

 3. 円安になれば為替差益を期待できる

前述のように、外貨預金では預け入れ時に日本円から外貨に換金、外貨預金から日本円に換金して引き出します。

日本円から外貨、外貨から日本への換金は以下のような為替レート(交換レート)に基づいて計算されます。

預け入れ時】 TTS‥Telegraphic Transfer Selling rate(外貨を「買う」ためのレート)

引き出し時】 TTB‥Telegraphic Transfer Buying rate(外貨を「売る」ためのレート)

為替レートは常に一定ではなく、海外情勢・景気・金利水準などの要因で常に変動しているので、預け入れした時点の為替レートよりも円安の状態になれば、以下の図のように為替差益を得ることが可能です。

為替差益が出るしくみ

例えば、図のように1米ドル=100円で外貨預金に100万円を預け入れ入れた場合。
100万円÷100円(1米ドル)=10,000米ドル
100万円で10,000米ドルを買ったことになります。

そして引き出し時に為替レートが1米ドル=110円と預け入れ時よりも円安になった場合。
10,000米ドル×110円(1ドル)=110万円
保有していた10,000米ドルを売ると、110万円を手にすることになります。

結果、110万円ー100万円=10万円。
外貨預金で10万円の為替差益を得ることができましたね。

このように外貨預金では金利による利息にプラスして、円安になった場合には為替差益として利益を得ることができます

円安になると外貨に対して日本円の価値が相対的に下がるため、円資産しか持っていない場合には資産価値が目減りしたことになりますが、外貨預金で資産の一部を外貨で保有しておくことで、円安により資産の目減りリスクを緩和させる効果も期待できます。

4. 外貨のまま使用できる

こちらは資産運用目的でのメリットというよりも、外貨を利用する上での実用的なメリットになります。

通常外貨預金の引き出しの際は、外貨を日本円に換金し直して受け取るとお話しましたが、一部の銀行では外貨普通預金に預けている外貨を海外のATMで外貨のまま引き出せるサービスを提供しています

またデビット付きキャッシュカードやクレジットカードを使って、海外で外貨決済を行える場合もあります。

外貨をそのまま使用できる銀行の例

ソニー銀行
Visaデビット機能付きキャッシュカードを利用して、ATMから11通貨の現地通貨の出金が可能。また世界中のVisa加盟店で外貨をそのまま利用して買い物が出来る。

住友SBIネット銀行
デビット付きキャッシュカードを利用して、海外ATMから9通貨現地通貨の出金が可能。

このように一部の銀行では為替手数料を払うことなく外貨をそのまま利用することができるため、頻繁に海外に行く方にはメリットになるでしょう。

外貨預金についてのより詳しい内容は以下をご参考ください。

外貨預金をおすすめしない理由とデメリット

外貨預金に魅力を感じた方もいるかもしれませんが、外貨預金をおすすめしない理由(デメリット)として以下の8点が挙げられます。

外貨預金をおすすめしない理由(デメリット)

これらのデメリットを知った上でご自身に外貨預金が合うかどうか慎重に見極める必要があります。

おすすめしない理由1:外貨預金は元本保証ではない

通常の円預金の場合、預け入れた元本は減ることはありません(=元本保証)。

例えば1000万円を銀行預金に預けた場合、元本である1000万円はそのままで、そこに金利による利子が付きます。

外貨預金の場合も「預金」である以上、外貨ベースでは預けた元本は減りません

米ドルの外貨預金口座に10万ドルを預けた場合、元本である10万ドルはそのままで、そこに金利による利子が付きます。

しかし既出の通り、通常外貨預金の引き出し時には外貨から日本円へ換金をしてから引き出します。

そのため、以下の図のように引き出し時の為替レートが預け入れ時よりも円高の状態になってしまった場合には、利息が付いたとしても為替差損により元本割れしてしまう可能性があります

為替差損

このように、外貨預金は外貨ベースでは元本保証ですが、結果としては元本割れに繋がりかねない為替リスクを負うのが最大のデメリットといえます。

おすすめしない理由2:為替レートにより預金の資産価値が増減する

既出のように外貨預金では、引き出し時の為替レートにより換金後に受け取れる日本円の額が変わってきます。

外貨預金に預け入れ後、円安になれば為替差益を得ることが出来る反面、円高になれば為替損益により受け取れる日本円の額が減少することになります

さらに為替は、資産運用効果のあるその他の金融商品と比べて相場変動が大きく、各国の政策金利や景気、株価など様々な要素によって日々大きく変動する為替動向を投資初心者の方が正しく予想するのは非常に困難です

金利日本の金利が諸外国よりも高くなれば円の購入量が増え円高に
景気日本が好景気になると円高傾向、逆に不景気になると円安傾向に
株価株価が上昇すると海外からの株式購入が増え円需要が高まるため円高傾向に
資源価格資源の価格が高まると豪ドルなど資源国通貨が高くなる
地政学リスク戦争・紛争・災害などが起こると通貨安傾向に
為替レートの変動要因 一例

ここに挙げた以外にも、為替レートは要人の発言や各種経済指標の発表時などにも大きく変動することがあります。

例えば、22年10月に1米ドル=148円台だったドル円の為替レートが、FRBの金融緩和の下方修正発言を皮切りにわずか3か月後の翌年1月には1米ドル=127円にまで円高が進みました。

もしこれらの変動のタイミングで10万米ドルを外貨預金していたら、約210万円の為替損益が出ていた計算になります。

米ドルよりも流通量が少ない通貨では、市場での価格変動がより大きくなります

このように外貨預金は為替相場によって収益が左右されるため、資産運用においては確実性の低い運用先といえるでしょう。

おすすめしない理由3:外貨預金にはペイオフが適用されない

ペイオフとは預金保険制度のことで、万が一金融機関が破綻した場合、預金の払い戻しを預金保険機構が保証するものです。

ペイオフ制度とは

日本円の普通預金や定期預金に対しては、金融機関ごとに預貯金者1人あたり1000万円の預金額とその利息が保護されます(※1000万円を超える預金とその利息については金融機関の破綻により戻らない可能性があります)。

一方、外貨預金にはペイオフ制度が適用されません

そのため外貨預金をしている金融機関が万が一倒産した場合には、その金融機関の財政状況によって預金の払い戻しを受けることになります。全額払い戻しされる保証はないため、一部または全額を失う可能性があります。

おすすめしない理由4:為替の暴落時にすぐに対応できない (外貨定期預金)

外貨普通預金は円預金と同じようにいつでも解約できますが、外貨預金の場合は定期預金ほど金利は高くなく資産運用効果は非常に低くなります。

 普通預金定期預金
米ドル0.7%5.3%
ユーロ0.3%3.0%
豪ドル0.5%4.0%
NZドル1.0%5.0%
ソニー銀行の外貨普通預金・外貨定期預金金利比較 (1年満期)

高金利のメリットを享受するとなれば外貨定期預金ですが、原則として定期預金の場合は3か月・1年・2年などの満期が来るまで中途解約することは出来ません。やむを得ない事情で中途解約をする場合には、利息は支払われず元本のみの払い戻しになります

既出の米ドルの変動例 (22年10月に1米ドル=148円台→翌年1月には1米ドル=127円代に)のように短期間で大きく円高に触れた場合にも、すぐに払い戻しできない点はデメリットになります。

おすすめしない理由5:外貨との両替時に為替手数料が発生する

外貨預金では、預け入れ時の日本円から外貨への換金、引き出し時の外貨から日本円への換金の二つのタイミングで為替手数料が発生します

前章で述べたように、日本円と外貨間の換金は「TTS」・「TTB」という交換レートに基づいて計算されるのですが、実はこの交換レートに既に銀行側が取る為替手数料が含まれているのです。

預け入れ時】 TTS‥Telegraphic Transfer Selling rate(外貨を「買う」ためのレート)

引き出し時】 TTB‥Telegraphic Transfer Buying rate(外貨を「売る」ためのレート)

例えば、銀行の為替手数料が片道50銭の場合、為替レートが1米ドル=110円の時点のTTSは110.5(110 + 0.5)、TTBは109.5(110-0.5)となります。

為替手数料

こちらの画像のケースですと、10,500円が為替手数料となります。

スクロールできます
 ソニー銀行
(※基準為替コスト)
住信SBIネット銀行SBI新生銀行
(※スタンダード)
三菱UFJ銀行
(※インターネットバンキング/窓口)
米ドル15銭6銭15銭25銭 / 1円
ユーロ15銭14銭40銭25銭 / 1円50銭
豪ドル45銭24銭20銭50銭 / 2円
NZドル45銭24銭20銭50銭 / 2円
南アランド20銭19銭25銭25銭 / 1円50銭
各行の為替手数料一例 (一通貨あたり片道)

外貨預金の手数料をそんなに対した額ではないと感じる人もいると思いますが、例えばFX(外国為替証拠品取引)を利用した外貨取引では、1米ドルにつき片道0.1銭ほど(上記ソニー銀行と比較すると150分の1の安さ)で済みます。

このように外貨預金(定期預金)では、預け入れと引き出しの2度のタイミングで為替手数料が発生するため、円高に触れて日本円換金時の金額が減っている場合や、元本割れしている場合にはさらにマイナスが大きくなります。

おすすめしない理由6:為替差益にも税金がかかる(確定申告が必要)

円預金の場合、利息にかかる所得税を銀行側が源泉徴収した上で顧客に利息を支払います。

一方、外貨預金の場合は利息のほかに為替差益にも税金が発生します

利息源泉分離課税として利息に対して20.315% (所得税・復興特別所得税15.315%/地方税5%)が源泉徴収される。
※確定申告は不要。
為替差益雑所得として総合課税の対象。所得税の税率は収入額によって異なる。
※確定申告が必要。

※年収2,000万円以下の会社員で、差益を含めた給与所得以外の所得合計が年間20万円以下の場合は確定申告が不要になります。詳しくは国税庁「No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人」をご覧ください。

為替損益は引き出し時に日本円に換金したタイミングで確定します。外貨預金で逆に差損となった場合には確定申告は不要ですが、他の黒字の雑所得がある場合には為替損益と損益通算が出来ます。

運用で得た利益に対して税金が掛かるのはどの投資先でも同じですが、NISA口座で株式投資や投資信託を購入したり、源泉徴収ありの「特定口座」を利用して投資する場合には確定申告の手間を省くことも出来ます。

外貨預金ではこのように確定申告の手間を省けない点はある種のデメリットといえるでしょう

おすすめしない理由7:外貨預金ではインフレ負けする可能性がある

日本はバブル崩壊以降長らくデフレーション時代を過ごしてきましたが、2013年(平成25年)からは日銀が年2%の物価上昇目標を掲げ物価の安定化に乗り出しています。

消費者物価指数の前年比の推移(平成元年~30年)
引用:総務省統計局|デフレの時代から景気回復へ

それだけでなく、2023年はコロナとの関係やロシアのウクライナ侵攻が原因となり、第2四半期までのインフレ率は10.6%まで上昇しました。通常健全なインフレ率は2〜3%といわれているため、度を超えたインフレになっていることがお分かりいただけるでしょう。

たとえば、既出の通りメガバンクの1年満期の外貨定期預金(米ドル)の金利は0.01%程にすぎないので、為替手数料や税金の差し引き前ですらインフレ負けする可能性が高いです

金利の高いネット銀行を利用したとしても、利息から引かれる為替手数料や税金、為替レートが円高に触れた場合の為替損益によってインフレ負けの可能性があります。

もちろん為替レートが円安に振れれば為替差益により実質利回りはより高くなるかもしれませんが、前述のように為替は変動幅(ボラティリティ)は高いため、投資初心者の方が為替やインフレ率の動向を正しく予想し、銀行の外貨預金金利が有利かどうかを正確に判断するのは難しいでしょう

おすすめしない理由8:外貨預金はリスクに対してリターンが見合わない

上記のように外貨預金には様々なリスクが伴うため「おすすめしない」と言われがちですが、一番のリスクはやはり、為替レートの変動により日本円に換金した時の資産額が増減するため確実性の高い運用を行うことが出来ない点でしょう。

このような外貨預金のリスクに対して、果たしてリターンは十分といえるでしょうか

たとえば、金利が高くかつ為替手数料も安いと評判の住信SBIネット銀行の1年満期の外貨定期預金(米ドル)の場合、手数料や所得税差し引き後の利回りは※年利約4.2%という計算になります。(※2023年10月23日時点の交換レートにて計算)

■外貨定期預金(1年満期)の金利は5.4%
外貨預金に1万米ドルを預ける場合、TTS149.93円×1万米ドル=1,499,300円

■1万米ドルを5.4%の外貨預金で1年預けた場合の利息は、540米ドル
540米ドル×TTB149.81(10月21日現在)=80,897.4円
80,897.4円×所得税20.315%≒16,434.3円
80,897.4円-16,434.3円≒64,463.1円(所得税差し引き後の利息)

■1万米ドル×TTB149.81(10月21日現在)=1,498,100円
1,498,100円+64,463.1円-1,499,300円=63,263.1円(手元に残る利息)
63,263.1円÷1,499,300円=約4.2%(年利約4.2%になる計算

※1銭以下切り落とし

資産運用において、手数料や税引き後の年利が4.2%程確保できれば資産運用効果としてはまずまずといえます。

しかし、過去10年程のドル円の相場変動率を見てみると、 年間の変動率は平均して10%以上となっています。金利がそこそこ高くても10%以上の変動率はなかなか許容したがたいものです

また今後の為替動向ですが、2022年3月頃から米連邦準備制度理事会(FRB)やその他の先進国の中央銀行が相次いで政策金利の引き上げをする中、日本は2023年10月現在にも金融緩和姿勢を取っているため、約1年半年に渡って大幅な円安が続いている状態です。

しかし、いよいよ日本も来年2024年春にはマイナス金利政策解除に踏み切り、政策金利を引き上げるのではないかという観測が燻ぶり始めていています。

もし日本が-金利政策解除に踏み切れば、日本の金利が上がり円を買う人が増えるため、円高に触れる可能性が高くなります。

円安になれば為替差益が得られ、円高になれば為替差損が出る可能性が高くなる外貨預金をこのタイミングで始めるのはリスクが高いといえるでしょう。

 (結論) 外貨預金をおすすめしないのはこんな人

ここまで外貨預金をおすすめしない理由を8つお話しましたが、ここまでの内容を踏まえて外貨預金をおすすめしないのはこのような方々です。

  • 元本保証の運用先に投資したい人
  • 単純に海外に資産分散したい人
  • 単純に高い利回りを狙いたい人

既出の通りに、外貨預金は「預金」という名前が付いていながらも、通常の円預金では享受できる「元本保証」や「ペイオフ制度の適用」などのメリットはありません。

また海外に資産分散したいのであれば、外貨預金以外にも、外国株式や外国債券、海外REIT(不動産投資信託)、またFXを通じての外貨取引などでも海外資産への分散投資が可能です

さらに、単純に高い利回りを狙いたいという方は、本記事内で後ほどご紹介するヘッジファンドや投資信託、ロボアドバイザーなどでも比較的手軽に高利回りを狙うことも可能です。

「預金だから安心だろう」「高金利だから儲かるだろう」と外貨預金に安易に手を出すのではなく、その他の複数の金融商品とメリット・デメリットを見比べてから慎重に決断するのがおすすめです。

外貨預金の代表的な通貨とおすすめしない新興国通貨

これまでの説明の中で、流通量の少ない通貨はより為替の変動が大きくなるという点に触れました。

そこでここでは参考情報として、日本国内の銀行で外貨預金できる通貨のうち、主要な5通貨の特徴をまとめてみました。

アメリカドル(米ドル)

世界最大の流通量を誇り、アメリカ国内のみならず、世界中で貿易や投資に広く利用されている「基軸通貨」です。アメリカの雇用統計や経済指標の動向に影響を受けて変動しますが、取引量の多さから変動率は小さめです。

ユーロ

世界第2位の流通量で「第二の基軸通貨」とも呼ばれています。EU加盟国などを中心に経済状況の異なる25か国が利用しており、EU圏内の財政状況・経済指標・金融政策などが変動要因になります。

オーストラリアドル(豪ドル)

取引量は世界第6位。輸出額の半数以上を鉄鉱石などの鉱物資源が占める資源国家であるため、資源価格の変動が通貨に影響しやすいのが特徴です。また最大の輸出先である中国の景気変動の影響を受けやすい通貨です。変動率は高め。

ニュージーランドドル(NZドル)

取引量は世界第14位。酪農製品や資源が輸出の多くを占めており、これらの価格動向が通貨価格に反映されやすいのが特徴です。また主な輸出先であるオーストラリアや中国の経済動向の影響を受けやすくなります。

南アフリカランド

鉱山資源国である南アフリカは、金やプラチナなどの価格変動に通貨が影響を受けやすい通貨です。アメリカなどの主要国の金利が高くなると南アフリカランドは売られやすくなります。流動性が低いことから変動率が大きくリスクの高い通貨です。

南アフリカランドのような新興国通貨は、発展途上がゆえに通貨の高い成長を期待できる反面、リスクの低い先進国の金利が上がった場合などには、売りが急激に増え暴落することがあるので、安全な資産運用を目指す方にはおすすめしない通貨です。

「外貨預金はおすすめしない」でも挑戦するならここに注意

メリットよりもデメリットの方が多いという理由から「おすすめしない」といわれる外貨預金ですが、それでも外貨預金に調整したいという方は以下の3点に注意して慎重に取り組まれると良いでしょう。

  1. 為替動向について出来る限り情報収集する
  2. 複数の通貨に分散して保有する
  3. 外貨普通預金・外貨貯蓄貯金(外貨積立)も活用する

為替動向について出来る限り情報収集する

繰り返しになりますが、為替レートは各国の2国間の金利差、主要国の景気動向、政治・社会情勢など様々な要因により変動します

以下の表に各通貨の為替相場の変動を予想するのに役立つ指標をまとめましたので、外貨預金に取り組む場合は、預金を始める前のタイミングや預金中、解約時期など常にこれらの情報にアンテナを張っておきましょう。

日本円金融政策決定会合で決定する日銀政策金利

アメリカドル
(米ドル)
FRB政策金利
米国雇用統計
ADP雇用統計
消費者物価指数(CPI)
PCEデフレーター
貿易収支
国内総生産(GDP)
ISM製造業景況指数
米国新築住宅販売件数
ユーロECB政策金利
ユーロ圏失業率
ユーロ圏消費者物価指数 (CPI)
ユーロ圏小売売上高
ドイツ国内総生産(GDP)
ZEW景況感調査
IFO景況指数
オーストラリアドル
(豪ドル)
豪中銀政策金利
新規雇用者数・失業率
消費者物価指数 (CPI)
中国製造業PMI
中国GDP成長率
ニュージーランドドル
(NZドル)
NZ中銀政策金利
貿易収支
失業率
GDTニュージーランド価格指数
消費者物価指数 (CPI)
国内総生産(GDP)
南アフリカランド南ア中銀政策金利
貿易収支
実質小売売上高
失業率
製造業生産高

複数の通貨に分散して保有する

前述の通り、為替相場は他の金融商品と比べてボラティリティ(変動幅)が大きいため、外貨預金を行う際には、1種類の通貨に高額資金を預け入れるのはリスクが高いといえます。

外貨預金を行う際には、値動きについての相関性の低い通貨ペアに分散して保有するようにしましょう

通貨ペア毎の相関性の度合いは、通貨ペアの相関係数から判断することが出来ます。例えば以下の図のように、相関係数が1.0に近い場合は相関性が強く、-1.0に近い場合は相関性が低いと判断します。

「通貨ペア 相関係数」と検索すれば、金融関連サイトなどが提供している相関係数の情報を簡単に入手することができます。

外貨普通預金・外貨貯蓄貯金(外貨積立)も活用する

上記で挙げた「通貨の分散」だけでなく、預け入れタイミングを分散する「ドルコスト平均法」を採用することで価格変動リスクを低減させることが期待できます。

外貨預金におけるドルコスト平均法では、資金を一度に預け入れるのではなく、資金を分けて一定期間ごとに少しずつ預け入れを行うことで、外貨の購入価格を下げることができます。

外貨預金におけるドルコスト平均法

外貨預金でドルコスト平均法に基づき預け入れを行うには、外貨普通預金・外貨貯蓄貯金(外貨積立)などを利用するとよいでしょう。

外貨普通預金預け入れ期間の定めはなく、いつでも預け入れ・引き出しが可能。
外貨貯蓄預金
(外貨つみたて)
預け入れ期間の定めはなく、預け入れから1か月以降はいつでも引き出しが可能。毎月指定口座から一定額の円貨を外貨貯蓄預金へ入金する。

投資初心者におすすめ!外貨預金以外の資産運用方法5選

外貨預金を検討される方の多くは、低金利により利息収入の見込めない円預金の代替運用先を探されているのではないでしょうか。

現在円預金をしている金融機関ですぐに手続きが出来るという手軽さはメリットともいえますが、外貨預金以外にも、手間暇を掛けずに初心者でも比較的簡単に取り組める資産運用先は多くあります

ここではそんな初心者にもおすすめの投資先を5つピックアップして簡単に解説します。

スクロールできます
投資先名利回りリスクの
低さ
運用の
手軽さ
取り組み
やすさ
1位ヘッジファンド10~20%◎  
2位投資信託3~8%
3位ロボアドバイザー1~10%
4位債券投資0.1~4%
5位ソーシャルレンディング3~6%

1. ヘッジファンド

ヘッジファンドは非常に高い専門性と投資能力を持つファンドマネージャーに資産運用を任せることができる資産運用会社。

投資家から集めた資金をまとめてファンドマネージャーが運用し、運用で得た利益を投資家へ還元します。

ヘッジファンドとは

ヘッジファンドの一番の投資メリットは、高利回りと高いリスクヘッジ能力。

ヘッジファンドはオルタナティブ投資といって非常に幅広い金融商品に分散投資を行います。また原則投資信託などでは使用できない「空売り」などの多種多様な投資手法を用いて、下落相場ですらも利益獲得の機会として常に高い利益を狙います。

そんなヘッジファンドでは、年利10%以上の高い利回りを期待することが出来ます。

最低投資額は高額になりますが、投資初心者の方でも手間いらずで高い利回りを狙うことの出来る魅力的な投資先です。

スクロールできます
利回り10~20%
最低投資額1000万円程度~
手数料管理手数料2%・成功報酬20% ※会社によって異なる
運用開始方法運用会社のホームページから問い合わせ
→説明を聞いたのち出資
運用メリット投資のプロに運用を任せて、手間暇要らずで運用できる
知識のない投資初心者でも、プロの手腕で投資ができる
自動的に分散投資が可能
他の投資先よりも高い利回りが期待できる
絶対収益目標で運用(下落相場でも利益を出せる)
高いリスクヘッジ能力を享受できる
運用デメリット
(リスク)
最低投資額が高め
手数料が高め
手軽に売買できない

ヘッジファンドは元々アメリカが発祥ですが、ここ10年程で日本人の個人資産の運用先としての人気が高まっています。

例えば、上記記事でおすすめヘッジファンドランキング1位の国内ヘッジファンド「BMキャピタル(BM CAPITAL)」は、日本株式を中心としたバリュー株投資で2013年からの運用で過去一度も年間でマイナスを出したことがないという安定した運用が評判です

またBMキャピタルの運用を牽引するファンドマネージャーは、東京大学卒業後、非常に能力の高い人材しか採らないという英国投資銀行バークレイズ投資経験を積んだ方で、BMキャピタルの運用では年間利回り10%以上という高利回りを維持しています。

通常、海外の有名ヘッジファンドの最低投資額は億を超えるとも言われていますが、BMキャピタルは1000万円~出資可能ですので、興味のある方は詳しく解説している下記の記事を読んでみてください。

2. 投資信託

少数の投資家から資金を集めるヘッジファンドに対して、投資信託は公募形式で不特定多数の投資家から集めた資金をまとめてファンドマネージャーが運用する金融商品です。

多くの投資家から資金を集める分、一人ひとりの最低投資額は低く抑えられており、商品によっては100円程度から投資することができます。

投資信託とは

投資信託には、国内外の株式や債券に投資するファンド、不動産に投資するファンドなど約6000本近くの様々な種類があり、ファンドによって期待利回りやリスク、手数料が異なります。

投資家自身が複数の商品の中から利益の見込めるファンドを選定する必要はありますが、投資してしまえばこちらも手間いらずで運用を行うことができる初心者におすすめの運用先です

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利回り3~8%
最低投資額100円程度~
手数料販売手数料0〜5.0%
信託報酬0.1%~2%
解約手数料(信託財産留保額)0〜0.3%
運用開始方法銀行や証券会社で口座開設→投信商品を選び購入
運用メリット投資のプロに運用を任せて、手間暇要らずで運用できる
証券会社やネットでいつでも手軽に売買できる
少額から投資できる
分散投資が容易にできる
投信積立サービスで簡単に積立投資が可能
積立NISAやiDecoを活用できる商品がある
運用デメリット
(リスク)
下落相場での耐性が強くない
(悪相場では利益を出しにくい)

一つ注意点をあげると、投資信託はヘッジファンドでは利用可能な「空売り」などの高度な投資手法を利用できないため、下落相場では打つ手が少なく運用成績がマイナスになってしまうこともしばしばあります

そのため投資信託選びでは、運用が比較的安定しており、長期的に成長が見込めるファンドを見極めることが大切です。

3. ロボアドバイザー

ロボアドバイザーもヘッジファンドや投資信託と同じように、自分で運用はせず、第三者に運用を任せることの出来る資産運用サービスです。

ただしロボアドバイザーで資産運用を行うのはファンドマネージャーなどの「人」ではなく人工知能であるAI。ネット上で簡単な質問に答えていくと、AIが個人の希望に合う投資先を提案してくれます。

ロボアドバイザーとは

ロボアドバイザーには「投資助言型」と「投資一任型」の2種類のプランがあり、「投資一任型」を選べば投資先の提案だけではなく、実際の運用や運用中のポートフォリオのリバランスまで一貫して代行してくれます。

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利回り1~10%
最低投資額1万円程度
手数料「投資助言型」は無料
「投資一任型」は年1%程
運用開始方法ロボアドバイザーを提供する会社の公式サイトにて口座開設
→資産運用の目標額やリスク度合いなどの質問に答える
→入金して運用開始
運用メリットAIに運用をまかせるため手間暇がかからない
少額から投資できる
運用デメリット
(リスク)
NISAが利用できない
ロボアドバイザーが多い
AIだからといってマイナスにならないわけではない
投資知識が身につかない

投資方法は非常に手軽で、最初に年齢・性別・年収・金融資産・投資歴・希望する収益額などの簡単な質問に答えると、私たち個人のリスク許容度に応じたポートフォリオを提案・運用してくれます。

ポートフォリオに組み込まれるのは、債券・株式・不動産などで運用をするETF(上場投資信託)で、運用の利回りも、個人のリスク許容度に応じて1~10%程と幅があります。

AIが運用してくれるからといって確実に利益が出るわけではないということを認識した上で、ポートフォリオの一部に組み込んでみるとよいでしょう。

ロボアドバイザーの一例
  • ウェルスナビ (Wealth Navi)
  • FOLIO ROBO PRO
  • 楽ラップ
  • 松信工房
  • THEO

4. 債券投資

「債券」は、国や地方公共団体、企業が資金を調達する目的で発行します。投資家は債券を購入し決められた満期まで保有することで、満期時に元本と利子を受け取ることができます

債券には、国が発行する「国債」、地方公共団体が発行する「地方債」、企業が発行する「社債」があり、満期までの期間や利率は発行体によって様々です。また日本国内で発行される債券の他、証券会社を通して海外で発行される債券を購入することも可能です。

債券とは

債券の種類は様々ありますが、多くの債券では発行時から満期まで利率が変わらないため、投資前に予め利息を想定できる点は、債券に共通するメリットでしょう。

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利回り個人向け国債‥0.1%~0.5%程度
地方債‥0.2~1.8%程度
社債‥0.3%~2%程度(会社による)
最低投資額個人向け国債‥1万円
地方債‥1万円程度
社債‥10万円単位や100万円単位
手数料無し
運用開始方法個人向け国債‥証券会社・銀行などで購入
地方債‥証券会社・銀行などで購入
社債‥証券会社で購入
運用メリット個人向け国債‥国が破綻しない限り元本保証 / 0.05%の最低金利が保証
地方債‥国債より利率が高く、社債より安全性が高い
社債‥国債や地方債より金利が高め
運用デメリット
(リスク)
個人向け国債‥利率が高くない
地方債‥満期前に換金すると時価での売却になる
社債‥発行体の破綻リスクが国債や地方債より高い / 発行が不定期で取扱量が少ない

預貯金の次に安全ともいわれる債券ですが、債券を保有途中に発行体が破綻しデフォルト(債務不履行)を起こしてしまった場合には、利子や元本(償還金)が戻らない可能性があります

債券の安全性(デフォルトに陥るリスクが低い)は、高い順に「国債>地方債>社債」となっており、基本的に国が発行体である「国債」が安全性が高いといえます。

ただし同じ国債でも国によってはリスクの高いものもあります。一般的に海外債券は国内債券よりも利回りが高い反面リスクも高くなるのが通例です。

債券の安全性を判断する材料となる「格付け」を提供している会社の情報を参考に、安全性と利回りのバランスの取れた債券を選ぶとよいでしょう。

格付け会社一例

日本
格付投資情報センター(R&I)
日本格付研究所(JCR)

海外
S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)
Moody’s(ムーディーズ)

5. ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングは「融資型クラウドファンディング」とも呼ばれ、資金調達のために融資を受けたい企業と、資金を貸し出して利息を得たい投資家をインターネット上でつなぐサービスです

ソーシャルレンディングとは

企業側にとっては、立ち上げ間もない企業やベンチャー企業など、銀行からの融資厳しい企業でもソーシャルレンディングを通して柔軟に資金調達することがメリットとなります。

一方投資家は、株式投資やFX(外国為替証拠品取引)などのように自分で相場に合わせて運用する必要はなく、予め案件を選んで出資した後は、満期まで待つだけで利子と元本を受け取ることができます。

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利回り3~6%
最低投資額1万円程度
手数料出資金額を入出金する際の銀行振込手数料
(口座開設・口座管理販売手数料はかからない場合が多い)

営業者報酬 (出資金額に対して年率1.3〜4.0%程)
運用開始方法ソーシャルレンディング業者で口座開設
→投資する案件を選定
→出資
運用メリット利回りが高め
少額から投資可能
運用に手間暇がかからない
運用デメリット
(リスク)
流動性が低い (満期まで解約出来ない)
貸し倒れリスクがある
ソーシャルレンディング業者の倒産リスク

ソーシャルレンディングの年間利回りの目安は3~6%と高く魅力的ですが、資金の貸出先である企業の倒産リスクには注意が必要です。

またソーシャルレンディング業界の歴史は浅く、運用を巡って金融庁などから業者に指摘が入るなどのケースも見られます。ソーシャルレンディングを始める前には、金融庁の注意喚起も確認した上で慎重に業者を選ぶようにしましょう。

ソーシャルレンディングサービス 一例
  • ロードスターインベストメンツ株式会社「オーナーズブック」
  • 株式会社バンカーズ「Bankers(バンカーズ)」
  • クラウドクレジット株式会社「クラウドクレジット」
  • ファンズ株式会社「Funds(ファンズ)」
  • 日本クラウド証券株式会社「クラウドバンク」

以上、外貨預金以外におすすめできる投資初心者向けの運用先5選を解説しました。

5つの運用先すべてに共通するのは自分で運用する手間暇が省け、かつ高度な運用知識が必要ないということ

投資方法としてよく知られている株式投資やFX(外国為替証拠金取引)、仮想通貨などは、うまく運用できれば高い利回りを期待できますが、高い確率で利益を出し続けるには相当な知識量と技術が必要です。

様々な国の情勢や経済状況などを見極めなければならない外貨預金やこれらの運用方法は、いずれも非常に広範囲の情報を分析する必要があるため、投資初心者の方には容易ではありません。

投資に慣れた後にこれらの投資商品に挑戦するのはいいですが、 運用に不慣れな内は無理に自分で運用するのではなく、プロや第三者の手を借りることで投資リスクを抑えた運用を目指すのが得策です。

このように「おまかせ投資」をしている間に、空いた時間を投資の勉強に使うというのもいいのではないでしょうか。

外貨預金に関するQ&A

最後に話を戻して、外貨預金に関してよくある質問を2つ紹介します。

これまでの内容ですでに外貨預金から心が離れているかもしれませんが、興味のある方は目を通してみてください。

FXは人気なのに外貨預金はなぜおすすめしないの?

FXとは「Foreign Exchange」の略で日本では外国為替証拠金取引とも言います。外貨を売買して利益を出すという意味では外貨預金と似ていますが、両者には以下のような違いがあります。

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 FX外貨預金
取引資金レバレッジの使用が可能
元本資金の25倍まで取引可能
現物資金の範囲内
取引方法預金時・満期時のレートで売買リアルタイムのレートで売買
◯◯円になったら売買などの予約も可能
取引時間24時間いつでも銀行の営業時間内
取引期間規定なし定期預金の場合は1か月~数年
為替差益の獲得機会円安局面・円高局面の両方円安局面に限る
金利による利息の発生※スワップポイントとして毎日満期または解約時
取引コスト安め高め
為替差益の課税方法申告分離課税として20.315%総合課税
保全の仕組み全額信託保全ペイオフ制度の対象外

※FXのスワップポイントとは、取引通貨の「金利差」のことです。FXではスワップポイントを毎日受け取ることが出来ますが、金利の高い通貨を売って金利の低い通貨を買う際には、逆にスワップポイントを支払う場合があります。

FXのスワップポイント

スワップポイントの仕組みのように少々考慮する点はありますが、表の内容から分かる通り、外貨預金と比べてFXの方が柔軟な外貨取引が可能です。

もちろんFXでレバレッジを使用し相場が思わぬ方向に変動した際には、投資した金額以上の損失を抱える可能性があるため注意が必要ですが、FXであれば外貨預金のデメリットである流動性の低さをカバーすることはできるしょう。

しかしどっちにせよ、為替は日々の相場変動幅が大きく、正しく相場を予想するのは容易ではありません。安易にFXに手を出して、投資資金を全て溶かしてしまった人も非常に多いです。

投資初心者の方は、上の章でご紹介したヘッジファンド・投資信託・ロボアド・債券・ソーシャルレンディングなどの運用先から検討してみるのをおすすめします

最適な契約・解約タイミングは?

外貨預金の契約・解約の最適なタイミングを知るには、為替が動くポイントや傾向を熟知しておく必要があります

外貨預金に預け入れるのに良いタイミング(日本円→外貨)は、預け入れ後から満期時に向けて円安に向かうことが予想される時です

円安になりやすい条件
  • 外貨の金利が上がり、日本の金利との差が開く時
  • 日本の景気が悪い時(失業率が高い・賃金が上がらない・物価が上がらないなど)

また逆に解約に良いタイミング(外貨→日本円)は、円高傾向に移る前の時点です。

円高になりやすい条件
  • 日本の景気がよくなる時
  • 日本の輸出が増え、円の需要が増える時
  • 日本の金利が上がり、円の需要が増える時
  • 保有する外貨の発行国の情勢や経済状況が悪化した時

これらの例も参考に、外貨預金の預け入れ・引き出しの効果的なタイミングを判断しましょう。

今から円高になりますか?(2023年10月時点)

ここ1年半ほどの円安傾向は、アメリカの金利高と日本の低金利により2国間の金利差が開いたことの影響が大きいです。

既出の通り、来年春ごろに日銀が政策金利を上げるのではという予想が出ているほか、一方のアメリカでは利上げが最終局面に向かっていることから、今後は今よりも両国間の金利差が縮まることで円高に振れる可能性があるでしょう。

「外貨預金はおすすめしない」といわれる理由:まとめ

以上、本記事では外貨預金の仕組みやメリット、外貨預金はおすすめしないと言われる8つの理由、外貨預金以外におすすめできる資産運用先5選などを解説しました。

外貨預金をおすすめしない8つの理由

記事内で何度か触れたように、外貨預金は円預金のように元本保証の預け先ではありません

また、外貨預金(定期預金)は金利が高いという利点がある反面、満期までの間に為替が通貨高に触れた場合には、為替損益により運用がマイナスになってしまう可能性があります。

外貨預金(普通)では、解約時期が自由であるため流動性は高くなりますが、適用される金利は高いとはいえず十分な資産運用効果が期待できないのが欠点です。

以上が外貨預金をおすすめしない理由です。もし単純に「より利回りの高い資産運用先を探したい」、「海外へ分散投資したい」、「手軽に資産運用したい」と考えていらっしゃるのであれば、記事内で紹介した以下の投資先を検討してみるのがおすすめです。

ヘッジファンド解説記事はこちら
投資信託解説記事はこちら
ロボアドバイザー紹介部分はこちら
債券投資紹介部分はこちら
ソーシャルレンディング解説記事はこちら

超低金利を維持する日本では銀行に貯金をしてもお金はほとんど増えません。日本政府が「貯蓄から投資へ」と掲げているように、投資初心者でも無理なく取り組めるこれらの運用先を活用して、今ある資産を効率よく増やしていきましょう。

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引用:BMキャピタル公式

「投資信託やファンドラップで損をした」
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