三柱神社(富津市)
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三柱神社――
(千葉県HP)三柱神社は、養老3年(719)の創建と伝えられ、安房大神(天太玉命=あめのふとだまのみこと)、天比理刀咩命(あめのひりとめのみこと)、下立松原神(天日鷲命=あめのひわしのみこと)を祀る神社で三社大明神、三所大明神ともよばれる。社殿は中世城郭である造海城跡(つくろみじょうあと)の山腹にあり、本殿は覆堂の中にある。
構造は、身舎と向拝の屋根が一体となっている三間社流造で、屋根は柿葺とし、基壇は石造の亀腹である。間取は身舎内が1間で、正面3か所に板扉を設け、他の周囲3面は板壁、前面および左右に切目縁を廻らし手すりをつけ、側面の縁の突き当りに脇障子をたてている。正面には5段の階段をつけ、その周囲に浜床を設置している。
向拝には几帳面柱をたて、向拝中央には唐獅子、左右に鹿の本蟇股を付ける。身舎軸部は丸柱を用い、正面に鶴仙人、椿、ひよどり、ほてい、唐獅子、側面には鳳凰および孔雀の本蟇股を付けている。
近世初期の様式が随所に見られる社殿であり、棟札の写しによると寛文10年(1670)の造営とされている。
朝日新聞→ http://www.asahi.com/articles/ASK1X3TKHK1XUDCB008.html
アルバム: 千葉県2/上総国
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