ふるさとの夏。(日豊本線:宮崎県)

ふるさとの夏。(日豊本線:宮崎県)
宗太郎峠を越え、大分からの日豊線は宮崎県へ入る。
険しい山道をくねくねと曲がるこの区間は県境であることも手伝って閑散とした雰囲気が漂い、時刻表を確かめるとこの区間を通ずる普通列車はわずかに一日3往復(2009年12月現在)。佐伯~延岡間を無停車で走る特急「にちりん」が夜行を含め14往復存在することから比べるとこの区間のローカル需要は無いに等しく、つい先日のダイヤ改正では従来2~3両の電車だったこれら普通列車はディーゼルカーが1両で行き来するように合理化されてしまった。

そんな需要に乏しい、寂しいローカル区間だが夏には涼を求めて多くの人々がこの山村へ訪れる。

川辺を渡るさわやかな風。そこに3両編成の国鉄色特急「にちりん」がとことことやって来る。

都会に生まれ「故郷」というものを知らない僕だけど、強烈にふるさとの山河を感じた日向の夏だった。
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