車窓からの光景
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夜明けの車窓から見る農村地帯の光景。
朝もやの立つ一面に続く農村地帯の光景は、いかにも牧歌粋な風景を醸し出している。
しかしこの光景は、地方のインドの厳しい現実生活を如実に現わしている一枚なのである。
畑の中を歩く女性は、水の入ったペットボトルを下げて歩いているが、これは飲み水ではなく、畑の中で用足しをした後の手を洗うための水なのである。
ガイド氏の話だと、貧しい農家には、風呂はおろか、便所も無いのだという。
文化的な生活が当たり前である我々日本人にとっては、こんな暮らしは考えられないが、それでも人間はたくましく生きていけるのである。
アルバム: 世界の街角から「インド編」
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