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赤味噌ラーメン@中路・千代田区九段下

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Photos: 赤味噌ラーメン@中路・千代田区九段下

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九段下 中路(なかじ)
  千代田区九段北1-7-3 昭栄ビル1階

 こちらの赤味噌ラーメンがTRYラーメン大賞2022-2023新店部門みそ1位を獲得したそうなので、これは食べなきゃということでやってきた。平日の11時半にお店に着くと4人が待っている。店内をチラッと覗くとかなり窮屈そうで、のんびりできる雰囲気はないので回転は速そうと思い5人目として並んだ。案の定、10分もしないうちに店内に呼び込まれた。入ってすぐの左手にやたらボタンが多い大型券売機が鎮座している。麺類は味噌ラーメンが赤、白、背脂生姜の3種、混ぜそばもレギュラー、明太カルボ、濃厚牡蠣のやはり3種、それに期間限定の汁なし担々麺とメニューは豊富なので、その気になればしばらく通っても飽きないだろう。今回はお目当てのメニューを追加トッピングなしのノーマルで食べることにし、そのボタンをポチっとな。950円。なお、事前の情報収集で、野菜が思いのほか少ないというレビューが複数あったので120円の野菜増しも頼もうと考えていたが、この日は残念ながら赤×が灯っていた。
 麺はよく縮れた太麺。ムニュムニュとした弾力があるが、麺の中心部分はパスタのアルデンテのように芯が残っている感じでしっかりとした歯応えを感じる。何度か噛んでいるうちに突然ブチブチと切れていくような食感で、加水率が高いのか低いのかよく分からない。ラー本によれば東京製麺の麺で170gだそうだ。スープは味噌ラーメンのお手本のような味で、味噌がしっかりと香るかなりコッテリに仕立てられている。ただ、多少の辛さはあるもののニンニクやショウガの風味は目立たないので、すんなりと飲むことができる。これもラー本によれば、3種類の赤味噌と白味噌をブレンドし、そこに牡蠣ペーストや自家製芝麻醤、アサリ出汁などを加えてみそダレにしているとのこと。旨味もコクも十分なためどっしりとした味わいで後を引く。チャーシューは肩ロースのロールタイプ。軟らかいがお箸で持ち上げることができる。かぶりつくと肉の旨味がしっかりと残っていてマイウー。メンマは中華鍋であおっているために焦げ目がついている。コリコリとした食感の上、しょっぱくはないが濃いめの味付けで珍しいタイプだと思う。これも美味しい。野菜はモヤシと、タマネギがメインで、少量のキャベツが混じっている。事前情報通り量が少ないのは残念。スープがしっかり味なので、それとのバランスでもう少し野菜が欲しい。食べ進めて最終盤に丼の底に豚挽肉が沈んでいることに気付いた。味噌ラーメンではよくある話だ。その少し前、店内の「オススメの食べ方」という張り紙に従い、味変のために卓上に用意されていた唐辛子入りの酢を大さじ1杯弱入れた。すると、不思議なことに味噌の風味だけが消失。こってり感は変わらないが、それでも飲み口が幾分軽くなったように思う。
 白味噌ラーメンは、広島の甘味噌など4種の白味噌にあん肝を練り込んでいるそうで、白味噌の甘みを活かしたクリーミーでコクのあるスープに仕上がっているとか。こちらも気になるので、もう少し寒くなれば再訪だ。

・お気に入り度:〇

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