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Naoの冷たいSummer fallピーチ@塩生姜らー麺専門店MANNISH神田西口店・千代田区神田

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写真: Naoの冷たいSummer fallピーチ@塩生姜らー麺専門店MANNISH神田西口店・千代田区神田

写真: つけ中華・中@晴・台東区入谷 写真: くるみだれせいろ+とうもろこし@しののめヌードル・江東区亀戸

塩生姜らー麺専門店MANNISH神田西口店
  千代田区内神田2-9-11 森田ビル1階

 こちらのお店の一応今週金曜日までの限定メニュー。桃を使ったラーメンというのは初めてなのでどんなものかと訪れた。お店に入ると、平日の11時25分で先客は3名と空いていた。カウンターの入口側の一番端に置いてある小型券売機の横に限定メニューの案内が有り、それに従って1500円を投入して食券を発券し、店舗一番奥のカウンター席に座った。
 10分ほどと少し時間がかかったが、配膳された丼を見て納得。冷たいスープに冷たい麺が浮き、その麺の上には何種類かの具材が積み重ねてあるが、それ以外にもハーブや紫タマネギが散らしてあったりと盛付けに手がかかっているのが一目瞭然だ。メニュー考案者にして盛付け担当のNAOさん自らが配膳するとともに、直々に食べ方のレクチャーをしてくれる。まずは、盛付けを崩さないように麺を引っ張り出して、かき混ぜないように素のスープとともに口に運ぶ。麺はストレートの中細。いつもなら三河屋製麺の麺だが、限定メニューではどうだろうか。硬めの茹で加減で、ムギュッとした強い食感が特徴だ。スープが温かいと多少でも伸びて食べ易くなるのだが、如何せんスープも冷たいのでこの硬くて極めて弾力のある食感が最後まで続くため顎が疲れる。スープは、券売機横の説明書きには「ほろ苦いアールグレイ茶」とあった。昔、ウーロン茶で作ったスープというのを経験したことがあるが、その時と一緒で、馬鹿舌の自分には紅茶的な味わいは感じ取れなかったし、苦味も分からなかった。感じ取れるのは、動物系それも鶏がメインで魚介類は無し、メインの味付けは塩だということぐらい。ただ、実際はそんなに単純ではなく相当複雑な味わいだが、そこに使われている食材や工程などは全く見当がつかなかった。このようによく分からないスープだが美味しいことは間違いなく、さらに、割と早めに焦げ目をつけた焼き桃の下のピーチソルベを溶かし込むと、味わいに大きな変化は生じなかったものの、冷えたスープが一層冷たくなって、この日のように真夏日にはピッタリなスープになった。半分以上食べ進んだ段階で、今度は焼きモモの上のピンクペッパーが3粒載るマスカルポーネチーズを溶き込むと、スープの味わいが相当クリーミーになるとともに、チーズらしい発酵臭も加わってスープの表情ががらりと変わった。スープには具材や薬味としていろいろなものが混ざっているが、いずれもこうだと言い切る自信がなく、実際は別物ということもあり得ることを断っておく。まず、肉は鶏モモのソテーを2cm角前後に切ったもの。しっかりと下味が付いていて、冷たいスープでも臭みを全く感じない。次にウェイトを占めるのは、鶏肉とほぼ同じ大きさにカットされた缶詰の桃に手を加えたようなもの。食感に大きな変化はなかったが、何らかの味が加えられていた。その他にも、ざく切りにした青菜の漬物のようなもの。酸っぱい味わいを活かすために使っているように思う。そしてハーブのディルが散らしてあり、みじん切りの紫タマネギも浮いている。焼き桃は1個を1/4に切った大きな一切れで、お薦め通り、最後にデザートとして食べた。
 完食して率直に感じたこと、それは「キワモノでは全くなく、上手く使えば桃もちゃんと冷たいラーメンの食材になる。」ということ。1500円という値段に最初は引っ掛かりを覚えたが、食べ終えてからは、大きな生のモモを1/4個使っていることを考えればそれも妥当に思えてきた。

・お気に入り度:〇+

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