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つめたいかつお@RAIK・杉並区永福町

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写真: つめたいかつお@RAIK・杉並区永福町

写真: 油そば+味玉@MENクライ・港区浜松町 写真: 煮干昆布水の冷やし煮干つけ麺@貝節麺raik・杉並区方南町

BonitoSoupNoodle RAIK(ボニートスープヌードル ライク)
  杉並区大宮1-2-3

 昨日に引き続き、ライクグループ3店舗を対象にした冷やし麺スタンプラリーのラスト3店舗目。平日の11時50分にお店に着くと、店頭の長椅子に1人が座って待っていた。まずは入店し、狭いお店なので食べている人の背中に接触しないよう注意しながら、小型券売機の限定と書かれたボタンをポチっとな。1200円。再び店外に出て長椅子に続いて座り、店主さんに呼び込まれるのを待った。ちなみに、1軒目の西永福が混ぜそば(和え麺)、2軒目の方南町がつけ麺だったのに対し、1号店のこちらは冷たいラーメン。どこも魚介系スープのお店だが、お店ごとに魚介の種類を変えるのではなく、提供する料理の種類を異にすることで3店舗の違いを際立たせているのは賢いやり方だと思う。
 10数分後に入店するように促され、それからしばらくで配膳された。麺はストレート中麺。麺肌に粒々が見えるので、ここも全粒粉入りを使っている。店頭に菅野製麺所の麺箱が置いてあったので、そこの麺だろう。やや軟らかめに茹でてから冷水で締めてあるので、ほどよい歯応えに続いて軽めのプリプリ感とシコシコ感が楽しめる。冷たいスープだとこういう気持ちやわめの麺の方が食べやすいように思う。強くはないが小麦の風味も感じられ、申し分ない。スープは、メニュー名からするとカツオ出汁メインのはずだが、ほどよい旨味はあるものの、カツオを初めとする魚介の風味や、動物系ならではの重量感も全く感じられず「果たして何で出汁を取ったの?」と思えるくらい馬鹿舌には何も分からなかった。ただ、スープの表面一面に散らばる一つ一つ潰した粒々は、第一印象はマスタードかと思ったが、味わってすぐに花椒だと分かった。この花椒、通常はいわゆるシビカラのシビを担う食材だが、今回に限ってはスープに痺れ具合(麻味)も辛さ(辣味)もなく、ただ花椒特有の芳香をプラスしていて、これが冷たいラーメンスープのアクセントとして驚くほどマッチしている。お陰で、スープをいくら飲んでも飽きない。また、この芳香が食欲を適度に刺激する役割も果たしていて、大盛(+120円)にすべきだったと激しく後悔させてくれた。具材は、3つ並ぶ薄紅色のお肉はパッと見は脂身を落とした豚ロースかと思ったが、実際は鴨ロース。脂身は付いていないものの結構濃厚な味わいで美味しく頂いた。それ以外では味玉半個分に海苔1枚、ミツバのような葉物が1枚、半月切りのライムも1枚、それに薬味としてみじん切りのタマネギと木口切りの白ネギ少量。と思うだろうけれど、味玉とライムの下にナスの煮びたしが隠れている。口に入れるとジュワーと煮汁があふれ出し、夏野菜らしい美味しさを味わえる。また、タマネギのみじん切りがシャキシャキとした食感とみずみずしい清涼感がこの冷たいスープにかなり合ってた。
 スープには香味油を浮かべていないこともあって意外にあっさりとした味わいに仕上がっており、前述したが、成人男性なら大盛にしないと満足感が得にくいように思う。スープまで完食して退店したが、交通の便がそう良いわけではないのに入店から退店までずっと満席が続いていた。

・お気に入り度:〇+

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