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すっごいよ豚骨@渡なべ・新宿区高田馬場

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写真: すっごいよ豚骨@渡なべ・新宿区高田馬場

写真: 特製醤油ラーメン@しげ而・江東区門前仲町 写真: しののめまぜそば@しののめヌードル・江東区亀戸

渡なべ
  新宿区高田馬場2-1-4

 今ではラーメン店主としてよりもラーメンプロデューサーとしての方が有名ではないかと思える渡辺樹庵氏だが、彼のTwitter及びブログによれば、ラーメン店の開業を決意させたお店があるそうだ。それは今から20年ほど前、横浜の白楽で3年弱しか営業しなかった「すっごいよ」というお店とのこと。そこのラーメンを記憶等に基づき再現したそうで、6月28日からたぶん延長すると思うけれどとりあえず1週間の予定で提供するとのことだった。ということは、ひとまず月曜日までの提供になるが、日曜日の朝になっても延長云々のツイートがない。月曜日は台風が近づいてくるし、もし最終日なら混みそうだと思い日曜日に出かけた。超絶蒸し暑い中、時折雨が降る生憎の天気だったにもかかわらず、開店時刻を5分過ぎた11時5分に着くと店頭に3人が並んでいた。こんな天気だから待っている人はいないかもとも思っていたが、やはりTwitterの威力は大きいようで、入店後分かったことだが、お客の半分程度は限定メニュー狙いで来ていたようだ。一旦入店し、入って右にある券売機で900円と書かれたボタンをポチっとな。そして、再び店頭の列に戻る。並び始めからおおよそ15分弱で入店でき、その後は5分ほどで配膳された。
 麺はストレートの中太丸麺。硬めに茹でられているのでしっかりした歯応えがあり、モッチリとしている。このお店は基本自家製麺なので、これもそうだろう。スープは緩いとろみがついたトンコツで、臭みは一切なく旨味濃厚。醤油をあまり使わない塩ダレに近いもので味付けしてあるため、旨味が引き立つよう塩気は強め。ただ、それも一口目に関してのことで、二口目からはほぼ気にならなくなった。具材はチャーシューが2枚、やや多めの茹でキャベツに海苔1枚とシンプル。チャーシューは肩ロースで脂身がほぼ無く、結構しっかりと肉の旨味を堪能できる。キャベツは横浜家系同様、旨味が相当濃い動物系スープがベースのラーメンを、飽きずに食べるための箸休めとして存分に活躍してくれる。キャベツ増しが有料トッピングであれば頼みたいくらいだ。気が付けば、キャベツを時々かじりながら麺をすすってスープを飲むの無限ループだ。1/4くらい食べた段階で、このメニュー専用の刻みニンニクを適量混ぜ込むと、トンコツスープにニンニクは鉄板の組合せで言うことなし。旨味の厚みがグッと増した。さらに、半分ほど食べた段階で今度はやはり専用の豆板醤を気持ち控え目に投入。ピリ辛とまではいかないがスープの味が締まる。そんなことをしているうちに麺と具材はきれいに食べ終えた一方、スープは塩気が気になったので少し残した。それでも麺量は少なくても160gはあったのでお腹は満足。
 今でもこのようなスープを提供しているお店は探せばあるように思える。しかし、濃厚だけど、油分を出来るだけ排除して重さが出ないようにしたスープはそうそうはないような気も一方ではする。

・お気に入り度:〇

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