からし麺・大盛＠からしや・江戸川区葛西

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らーめん　からしや
　　江戸川区中葛西3-26-6

　巡り巡って土曜日の11時55分にお店にようやく着き、外待ち３人の列に接続。10分ほどで店内に案内されだが、カウンター席に案内されるまではさらに10分余り待たなければならなかった。その後も、退店時まで外待ち客がいて人気店だと知った。メニューは油そば、ラーメン、つけ麺の３本建てだが、周りの注文を聞いていると圧倒的に油そばが人気だ。このため、その油そば（800円）を大盛（＋100円）でお願いした。なお、注文は今時珍しい、券売機ではなく口頭＋退店時支払いだった。
　しばらくして配膳された丼は、底に醤油ダレと香味油が張ってあり、茹でたての麺を入れてチャーシュー、揚げネギ、味玉半個、木口切りネギを盛り、砕いたフライドニンニクを散らしてある。汁なし系の鉄則に従い、全体が均一になるようにひたすら底からかき混ぜる。麺は縮れた太麺で、ほどよい茹で加減のため適度な歯応えがあり、噛みしめるとコシがあってもっちりとした食感が楽しめる。油そばだが醤油ダレが思いのほか多く、混ぜそばで香味油多めとも言える油そばと混ぜそばの中間のような加減だ。そのため、一般的な油そばほど油ギッシュではなく、慣れていない人にも食べやすいだろう。なお、この香味油はラードのような動物系ではなく、前述のように揚げネギが載っていることからしてネギ油と思われ、それも食べやすさにつながっていると感じる。もう一つの特徴は、デフォでそれなりの辛みがあること。辛いと言っても強めのピリ辛程度だが、卓上にあったうんちくによると「自家製揚げ一味唐辛子とラー油にこだわり、２つの競演が全てのメニューで引き立つように商品を開発」しているそうだ。どちらも見た限りでは気付かなかったが、目立たぬように使ってあるのだろう。この辛味のお陰で飽きずに食べ進めることができる。とはいえ、大盛にしたので250g程度はありそうな麺量なので、途中で卓上のお酢を１周程度、さらに、しばらくして刻みニンニクを付属のお匙半分程度それぞれ投入し、２度の味変により全く問題なく完食した。具材のうちチャーシューは、バラ肉の煮豚を焦げ目がつくほど炙ってあるので、混ぜているうちに細かく砕け麺と一体化するので、麺をすするたびに肉の旨味と脂身の甘みが味わえこれはマイウー。半個分の味玉も黄身がうまい具合に半熟状に固まっていて悪くない。
　自分のようなオッサンやガテン系の兄さん方、さらにＯＬ風の若い女性までと客層は広く、それらの人々に油そばの美味しさが好まれていることがよく分かる一杯だった。

・お気に入り度：〇

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