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カレーラーメン・3辛@奏・北区駒込

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写真: カレーラーメン・3辛@奏・北区駒込

写真: 広島県産牡蠣の塩蕎麦@神保町黒須・千代田区神保町 写真: 味玉のどぐろそば@はやし田新宿本店・新宿区新宿三丁目

ラーメン 奏(かなで)
  北区中里1-1-9

 滋賀県野洲市のお店を閉め、東京へ進出してきたのが今年の2月。店主さんは鶏白湯で有名なラーメン人生JET@大阪市の出身と聞く。メニューは醤油、塩、鶏そば、魚介鶏そば、カレーラーメン、まぜそばの6種。そのうち醤油と塩は数量限定と券売機に表示されていた。初めてのお店なら看板メニューんの鶏そばを食べるべきだとは思うが、カレーラーメンがあるならこれを見逃すわけにはいかない。しかも、カレーラーメンは鶏そばをベースにしているとのことだから、ひょっとしたら鶏そばの雰囲気も味わえるかもしれないと思ってポチっと。930円。ついでに、残ったスープを美味しく片付けるためのごはん(小)のボタンもポチっと。100円。食券を渡す際、辛さは1辛から5辛まであり普通は2辛だがどのレベルにするか問われたので、普通より一つ辛めの3辛でお願いした。
 麺はストレートの太麺。口に運んだ瞬間、かなり軟らかく感じたが、それは麺の表面に近い部分のことであって、中心部にはしっかりとした噛み応えのある部分が残っている。まるでパスタのアルデンテのような食感だ。スープがカレー味なこともあって小麦の風味というものは感じられなかったが、すすっていると「この麺、なんか美味しいんだね。」と思えてくる。何がどうとは言えないが、なんとなく美味しいと思える不思議な感覚だ。北海道産の高級春まき小麦 春よ恋等を使って打った自家製麺のようだ。スープはトロリと粘度のあるタイプで、カレールーを鶏白湯で割ったような感じだ。残念ながら鶏白湯の風味というものは感じられなかったが、鶏白湯は鶏ガラだけではなく丸鶏も使っているようで、スープには煮崩れてほぐし肉状になった鶏肉が多く混じっている。強い旨味とほどよいカレー風味で、麺を口に運ぶ手が止まらない。麺にカレースープがよく絡まるが、前述のように味のある太麺のためバランスが取れている。チャーシューは低温調理の肩ロース。醤油の風味が少し強めだが、しっとり軟らかく、噛むたびに肉の旨味を味わえる逸品。メンマは穂先メンマが3本も入っていた。ジャグッと軟らかだが、特有の発酵臭がしっかりと感じられる穂先メンマにしては珍しい味わいだ。粗みじんのタマネギ、木口切りのネギとザクッと切ったミツバが多めに入っていて、濃厚スープをくどく感じないように上手く働いていた。
 麺と具材を食べ終えて、別途頼んだ小さめのお茶碗によそわれたご飯を残ったスープにドボン。軽くかき混ぜた後はレンゲでズズーっと食べ進め完食。次は、ベースの鶏白湯を味わうため鶏そばを食べに来よう。

・お気に入り度:〇+

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