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水炊きらーめん+フレンチ地玉子の味玉@有明・江東区門前仲町

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写真: 水炊きらーめん+フレンチ地玉子の味玉@有明・江東区門前仲町

写真: 双麺らーめん醤油@双麺錦糸町本店・墨田区錦糸町 写真: 鶏だし炊き込み御飯@有明・江東区門前仲町

鳥料理 有明
  江東区富岡1-14-19 向殿ビル1階

 平日の昼に開店から1時間の間だけ提供、というかなりハードルの高いラーメンを求めて軍鶏鍋専門店を訪れた。以前、木場にあった時に一度訪れたことがあったが、今から10年以上前にここ門前仲町に移転してからはすっかり足が遠のいていた。ということは15年ぶりぐらいになるだろう。700円のラーメンとともに、フランス産ひな鳥を育てて産ませた『フレンチ地玉子の味玉』(100円)と残ったラーメンスープへの投入用として『鶏だし炊き込み御飯』(100円)も併せてお願いした。
 麺は細麺なのに弱縮れという珍しいもの。長浜ラーメンの麺よりも細く、素麺なみのような気がする。加水率はやや低めくらいで、それをちょうどいい塩梅で茹でてある。このため、容易に噛み切ることができ、初めのうちはサクサク、後に熱が通ってきてザクザクとした食感に変化する。モチッとかシコッとした感じは無く、例があまりないような食感の麺だ。メニューを含めて店内にはなんの表示もなかったが浅草開化楼の麺だそうだ。スープは、見た目は塩味で薄めの鶏白湯。とろみはあるがかなり緩いものの、味わいはラーメンスープではなく鶏のポタージュスープと言っていいだろう。バターのような風味が感じられる。鶏白湯ではよくあるドロッとした濃いタイプではないので重たさはないし、油浮きも控えめで塩加減もちょうどよいため抵抗なくススッと飲める。スープ表面には2種類の薬味が散らしてあるがよく分からない。茶色のものはフライドオニオンのようで、香ばしさと甘味をプラスしている。もう一つは白色の野菜を刻んだもので、見た目と食感はサッと茹でたハクサイの芯かカブのようだが味わいが違う。何らかの香味野菜だと思われ、スープの味を整えているのだろう。具材はスライスした鶏ムネ肉の唐揚げと、なんと味玉の唐揚げ。玉子の天ぷらは讃岐うどんに入れることがあるので知っていたが、唐揚げは初めて見る。実はかぶりつくまで唐揚げとは気付かなかった。鶏は軍鶏か地鶏かは分からないが、ムネ肉なのに旨味が濃く、また、唐揚げにしては柔らかで美味。味玉は、ムネ肉と同様、唐揚げ粉を含めて味付けは濃くはないのでラーメンスープとのバランスがよく、揚げてあるので香ばしいのも好印象。フランス生まれの鶏の玉子だからなのか、黄身が非常に濃厚なのには驚いた。なお、唐揚げの上に載っている赤いものはもみじおろしかと思ったがどうも辛子明太子のようで、スープに溶き込むと当たり前だが辛みがプラスされ味変になった。
 麺と具材をあらかた食べ終えたら、鶏だしの炊き込み御飯をスープに入れ雑炊風に。スープに入れる前にご飯を味見してみたが、塩気は全くなく鶏の旨味がうっすらと染みている程度だったので、すぐにスープに馴染んで美味しくいただけた。途中で、お店のお勧めに従い、卓上にあった自家製ポン酢を加えると、酸味が加わるだけではなく鶏の風味が薄れ、さっぱりと最後まで飽きることなく食べられた。
 麺量は110〜120gと少なめのためご飯は不可欠。それでも足りない場合は+100円で替玉を頼めばよいだろう。

・お気に入り度:○+

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