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特製らーめん・白だし@しんば・江東区門前仲町

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写真: 特製らーめん・白だし@しんば・江東区門前仲町

写真: 鴨中華そば(塩)@満鶏軒・墨田区錦糸町 写真: 鶏白湯らーめん@杏屋・江東区東陽町

支那そば しんば
  江東区富岡1-22-26 杉田ビル3階

 ビルの3階、それもエレベーターもなく階段を上るというラーメン店では非常に珍しい場所で営業している。開店後20分で先客は2名、後客は5名と客入りは少し寂しい。基本のメニューは魚介系出汁+白醤油と動物系出汁+醤油の2種類で、価格はどちらも850円。今回はノーマルよりも250円高いものの、豚チャーシューが2種類になりワンタンも載る特製のボタンをポチッとな。1100円。
 麺は三河屋製麺のストレート中麺で、麺肌はツルッとしている。しっかりとしたコシがあるものの、シコシコだとかモチモチとかはあまりしていなくて、どちらかといえばパツパツだろうか。ただし、コシが強い分パッツンと噛み切れるわけではない。ちょっとユニークな食感の麺だと思うが全く悪くはない。スープは、説明書きによると、アゴ煮干し、サンマ節、カツオ節、サバ節、ソウダ節、シイタケ、真昆布で引いた和出汁メインに、動物系出汁も加えたWスープを愛知県産の白たまり醤油等で味付けしているそうだ。白たまり醤油という名前は初めて聞いたのでグーグル先生に尋ねたところ、小麦と塩だけで醸造したもので、大豆を使っていないため法律上は醤油とは名乗れないものだそうだ。そんな醤油?を使っているので醤油でも塩でもない味に仕上がっている。配膳直後は魚介の風味が強めに思えたが、出汁素材のどれかが目立つわけではなく、スープが少し冷めると、今度は旨味を強く感じるようになった。いずれにせよ、多めに浮く香味油の効果もあって物足りなさは少しも感じなかった。ただ、塩分濃度はやや高めか。チャーシューはバラ肉、メニューには肩ロースとあったが脂身が周囲にごくわずか付いていたので実際はロースだろう、それに鶏ムネの3種類。バラ肉は旨味十分の上に脂身の甘味も味わえこれは超美味。ロースは締まっておらずサクッと噛み切れ上品な美味しさがある。鶏ムネはあっさり。ワンタンはてるてる坊主型が3個入っていた。餡は豚まんに近い味付けでたっぷりと包まれている。サクサクしたものが入っていたので、退店時に忙しそうに働く店主さんに恐縮しつつレンコンかヤーコンかと確認したところ、中国くわいだとのこと。これも帰宅後、ネットで調べると、お正月に食べる日本では一般的な青くわいではなく、中国で栽培される大黒くわいという別の植物の塊茎だそうだ。メンマは枕木状が2本。ジャグジャグとした優しい歯応えで、濃くはないが和風でも中華風でもない表現できない味付けがしっかりとなされていた。薬味は斜め切りの白ネギと木口切りの葉ネギ、それに少量の砕いたフライドガーリック。
 麺量は140g程度と多くはないが、具材が豊かな上、美味しいスープを完飲したらお腹が結構満たされた。

・お気に入り度:○+

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