CANONET QL17
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2018年、有楽町駅近くのビルの地下1階にある中古カメラ店からケース付き500円で入手したジャンク。レンズにカビ、ファインダーの表示が見にくいといった症状のあるジャンクだが、なぜか、この頃キヤノネットのこのタイプが無性に欲しくてたまらなかった時期があり、これを見つけたときは迷わず飛びついた。分解は容易であり、清掃だけで現役復帰できた。後に、ファインダーの表示が見にくい原因である採光窓からの光を受ける反射鏡の腐食部にミラーテープを張り付け、見えを改善できた。
シャッター優先オートを持つキヤノネットシリーズのうちの一つ。後のニューキヤノネットシリーズよりも大柄のボディを持つ。大きく重く、デザインがやぼったいせいか、マニアにはあまり人気のないシリーズだが、デビュー当初の昭和40年頃は、モダンなデザインと受け取られたのではないかと想像する。本機は「QUICK LOADING」の文字がトップカバーに刻印された初期型である。
大衆機だが、各部の仕上げや造りもよく、シャッターは信頼性の高いコパルSVを搭載している。極めつけは、巻上げレバーの感触の良さ!個人的にはミノルタXEを上回るのではないかと思うほどの、絶妙なフリクションが心地よい。
(作例はこちら)
http://photozou.jp/photo/list/3096382/9266450
アルバム: 救出したジャンクカメラたち
タグ: カメラ
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