ヘルプ

おりなす八女 ピアノの名器体験 2017  ベーゼンドルファー & スタインウェイ

  • 93

写真: おりなす八女 ピアノの名器体験 2017  ベーゼンドルファー & スタインウェイ

写真: おりなす八女 ピアノの名器体験 2017  ベーゼンドルファー & スタインウェイ 写真: カール・ヤイトラー・ウィンドアンサンブル 参加者募集 2016     in 信州国際音楽村 こだまホール

おりなす八女 ピアノの名器体験 2017  ベーゼンドルファー280 & スタインウェイ D274

2017年05月27日 (土) 05月28日 (日)
2017年06月03日 (土) 06月04日 (日) 06月17日 (土)
2017年08月11日 (金) ~ 08月13日 (日)

09:00 ~ 17:00

おりなす八女 ハーモニーホール ( 八女市民会館 大ホール )
〒834-0031 福岡県八女市本町602-1   0943-22-5332

おりなす八女 公式サイト : http://www.orinasu-yamecity.jp/



【 館主敬白 】 ベーゼンドルファー、人気ですよね。 最近は ウチにはベーゼンドルファー置いてありますよ! ってのがウリのホールを普通に見かけるようになったものですから、ウチのはウォールナット仕上げのベーゼンですよ、とか、ベヒシュタインですよ、とか、赤いファツィオリですよ、とかとか … まぁ 大変な騒ぎなのであります。 色々聴けてありがたいですよね。  ^^

ベーゼンドルファー って、やはり得難いものを持ってまして … 

私がベーゼンと出会ったのは40年以上前、たしか まだ学生の頃でした。 渋谷、道玄坂とは反対側、青山学院方面に向かってすぐの場所に東邦生命ホール ( 現・クロスタワーホール ) というのがあって、音響のアルバイトで たまたまその日は東邦生命に入っていたのです。 機材の設定とかマイク・アレンジの下準備のためヘッドフォンからの音をチェックしていたのですが、ピアノの音が いつもとは全く別物でした。 軽くて華やかで美しく、ちょっとハープシコードも連想させる音色でした。 慌ててピアノのロゴを確認したのですが … Bösendorfer … YAMAHA や STEINWAY & SONS じゃない事は分かりましたが、40年前の若造には何と読んだらいいのか分かりませんでした。 装飾文字ですしね。

という訳で、以来すっかりベーゼンの虜になってしまったのですが、当時、私の行動範囲でベーゼンに会えるのは東邦生命ホールだけで、このホールのお仕事を頂けるのが本当に楽しみでした。 とは言え それもつかの間。 3年くらい経ったある日、ヘッドフォンから流れてくる音が いつもと違うのでピアノを見ると、しっかりスタインウェイになってしまっていたのですけれど。

ベーゼンドルファー、素晴らしいピアノではありますが、最高! とか 万能! とかいうタイプではないように思います。ざっくりですが、ロマン派以降のピアノ・ソロとか室内楽には素晴らしい個性を発揮する場面が多々あると思いますが、例えばベートーヴェンのソナタなどには、その華やかな音色が少々邪魔をしそうな、音楽が少々軽くなってしまいそうな気がします。 これは弾く方、聴く方の好みの問題ですので、私の感想に対する反論、大いにけっこうなのですが、美しいという個性があるので、全ての曲への対応力は逆に狭くなってしまった、という事のように思います。 若くて美人の女優さんには、シンデレラの役はピッタシですが、意地悪な継母役はちょっと無理があるでしょ。 そんな感じ。

また、レンジも狭いでしょうか。 大きな音、小さな音。 太い音、細い音。 怒りに震える低い音、小鳥のさえずりのような高い音。 こんなのを弾き分ける必要に迫られたり、オーケストラとのコンチェルトのような場合、ピアニストさんは取り敢えずスタインウェイを選ばれると思います。 ヤマハの可能性もあるかと思いますが、ベーゼンドルファーが選ばれる事はまず無いのではないでしょうか。

つまり、そういう事なのです。 ベーゼン1台しかないのにウチはベーゼンですよ! って謳ってるホールって、何を考えているのか私には理解できません。 コンサートに対するご自分たちの認識がどの程度なのかアピールされたいのでしょうか。 アイドルの美人女優さんさえいれば、公演は成り立つとお考えなのでしょうか。 もちろん宣伝は必要ですから自分たちが目立ちたいのは分かります。 が、少なくともピアニストには寄り添ってないと思います。 結果として音楽にもお客様にも。

コンサートホールの限られた予算の中で、最初の1台はスタインウェイのほうがいいと思います。 小規模のホールだったら、同じ予算でヤマハ ( C7とか? ) 2台も面白いかもしれません。 ベーゼンドルファーは2台目以降、欲を言わせて頂けるなら、本当はスタインウェイ D274 を2台揃えたあとで購入を検討して頂きたい、演目の幅が ( スカラムーシュ とか ) グッ! と拡がります。

長野県上田市にある 『 こだまホール 』 では、ホール設立から約30年をかけて、やっと2台目のピアノを購入する事になりました。 注目の2台目は、1台目と同じスタインウェイのトップ・エンド機種 D274 でした。 30年前から使っているD274と、新品のD274、2台の弾き比べイベントを ( おりなす八女同様 ) 2年前、2015年にやってました。そして2台とも今も現役です。 古いピアノといっても違いがあるだけで、けっして劣るわけじゃないです。 新入社員の女の子より、高校生くらいのお子さんを持つパートのお母さんの方が ずっと頼りになるでしょ。 好みもあるでしょうが … ピアノを どうさばくか、生かすか だけの問題ですからね。

30年という時を経て2台目も同じピアノにするって勇断に私は大興奮したのですが、結果は多少異なるとはいえ、おりなす八女もこだまホールと同じ認識でいらっしゃる事がよく分かります。 300席のこだまホールにD274、2台。 800席のおりなす八女にD274とベーゼンドルファーの最高峰、280。 一般人がこれを同時に弾き比べる事が出来る機会って、そうある訳じゃないです。 おりなす八女さま、素晴らしいです。 お近くにお住まいの方、幸せですよね。

こだまホール D274 試弾会 2015 : http://photozou.jp/photo/show/3050416/216986453


よだっと音楽館   あなたの想い 届けたい! コンサート情報 総合サイト!
http://yodatmusic.blog.fc2.com/
 

アルバム: 公開

お気に入り (0)

まだお気に入りに追加している人はいません。

コメント (0)

まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?

コメントするにはログインが必要です。フォト蔵に会員登録(無料)するとコメントできます。