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2021_0307_114853 京阪5000系 最後の活躍 5555F

写真: 2021_0307_114853 京阪5000系 最後の活躍 5555F

写真: 2020_1228_092317 5扉全開

この5555Fは、昭和51年、守口市〜寝屋川信号所間の高架複々線化工事のうち守口市〜門真市が先行で完成した時に増備された車で、開通のPRの駅貼りポスターに「増発」の文字とともにこの車の前面が大々的に描かれていました。
当時私は高校生でしたが、5555というちょっとインパクトのあるナンバーだということもあって、
電車にはおよそ興味のなさそうな女子でも「5555の電車やろ」というくらい有名人の電車でした。

一方、すでに一足先に廃車になりましたが兄弟の5554は不幸な方で有名?になった電車で、
昭和55年2月に起きた置石脱線事故で被災して廃車され、先日まで走っていた車は補充として
製造された同番号の二代目の車両になります。
http://jijiganko.web.fc2.com/keihansyowa10.html
この5000系は、閑散時に締め切るラッシュ用の扉のところに天井に格納した座席を降ろして設置するという凝った機構を積んでいる上、ラッシュ時は座席を格納する分床面積が増え、実質的な乗車人数も増えるので重量オーバーを懸念して車体は当時はまだ例の少なかったアルミ合金で作られています。世の中で初めて大事故に遭ったアルミ製の電車となってしまいましたが、脱線転覆しながら沿線の民家に突っ込んだが車体の骨格が損なわれることはなく、怪我人だけで済んだことから、奇しくもアルミ製の電車の安全性がスチール製の電車に対して遜色ないことを身をもって証明する結果となりました。

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