2020_0614_162010 京阪2200系回生ブレーキ付き
電気ブレーキは走るためのモーターを止まるときには発電機として作動させてその抵抗で止まろう、と言うものです。
ブレーキシューを車輪に押し付けてその摩擦で止まる空気ブレーキと違い,電気ブレーキは擦り減るところがないので、ブレーキシューがあまり擦り減らなくなり、、メンテナンスが大幅に軽減されます。
発電した電力をどんどん吸収して行かないとブレーキはかかりませんので、電気ブレーキ付きの電車は大きな抵抗器を積んでそれに電力を喰わせています。抵抗器は熱として吸収したエネルギーを空気中に捨ててていました。メンテナンスフリーの点では優秀な電気ブレーキですが、エレルギーロスという切り口ではあまり旨味はありません。
そこで回生ブレーキというものが考えられます。ブレーキをかけるために発電したした電力を架線に戻して他の加速中の電車や地上設備で有効に使ってもらおう、と言うものです。
ところが架線に電気を押し戻すというところが、昔は技術的に難しかったため、昭和50年代前半までは回生ブレーキ付きというのはかなり凝った特殊な車両と認識されています。普通のモータたと,高速走行中にブレーキをかけた直後こそ架線電圧より高い電圧で電力を架線に押し戻せますが、速度が落ちると電圧も下がり架線に電気が戻せなくなります。そこでいろいろな細工・試行錯誤か行われていました。その後、半導体技術が進歩して直流でも電圧の変換は自由にできるようになりましたので、現在では回生ブレーキは当たり前に近い装備、中には速度0まで完全に回生ブレーキだけで止まれる車両もあります。
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コメント (15)
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車でいうエンジンブレーキみたいなことですな
(車にも発電機を組み合わせたものがあったかな)2020年7月26日 08:43 symrioz (0)
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BPさん
☆ありがとうございます。2020年7月26日 18:21 キューチャン (36)
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kameさん
☆ありがとうございます。2020年7月26日 18:21 キューチャン (36)
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がんちゃんさん
☆ありがとうございます。2020年7月26日 18:21 キューチャン (36)
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symriozさん
☆とコメントありがとうございます。
言われるとおりです。車でも取扱説明書にはフートブレーキが焼けないように長い下りはエンジンブレーキで下って下さい、と書いてありますよね。
平地ならブレーキシューが長持ちするように、くらいの話ですが、連続下りが続くと止まらなくなるというようなやばい話になってきます。
近鉄の大阪線の前身の参宮急行電鉄が桜井〜宇治山田間を開通させたときには、行きも帰りも青山峠越えの坂道が長く続くので今でも通用するような大出力モーターと当時は珍しかった電気ブレーキ付きの電車を準備しました。2020年7月26日 19:50 キューチャン (36)
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Kanzeさん
☆ありがとうございます。2020年7月26日 21:50 キューチャン (36)
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中古のふさん
☆ありがとうございます。2020年7月26日 21:51 キューチャン (36)
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出町柳行きですね。出町柳まで線路が延びて便利になったのですが
七条あたりから地下に潜るので、鴨川を眺められなくなったのが残念です。2020年7月28日 23:04 ヨッシー (39)
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桜日和さん
☆ありがとうございます。2020年8月4日 20:07 キューチャン (36)
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xkazexさん
☆ありがとうございます。2020年8月4日 20:07 キューチャン (36)
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ろごきっとさん
☆ありがとうございます。2020年8月4日 20:07 キューチャン (36)
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B707B787さん
☆ありがとうございます。2020年8月4日 20:08 キューチャン (36)
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みなみたっちさん
☆ありがとうございます。2020年8月4日 20:08 キューチャン (36)
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ヨッシーさん
☆とコメントありがとうございます。
堤防の上を電車が走っていた頃は風情がありましたね。
http://photozou.jp/photo/show/251552/148880485
京阪を地下にして疎水も暗渠にして川端通ができて線路も出町柳まで延びて
踏切の渋滞も緩和されて、今の便利さから思えばもう昔には戻れませんけど
引き換えに無くなったものも思い出すと我儘言わせてもらえば何物にも代えがたいものがありますね〜。2020年8月4日 20:25 キューチャン (36)
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SuzumeExpさん
☆ありがとうございます。2020年8月4日 20:25 キューチャン (36)
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