干潟星雲食 2020年3月17日未明
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去る3月17日未明は、干潟星雲の直上を月が通っていく珍しい?現象がありました。
たまたま、ステナビ見ていて気がついたのですが、俄然やる気に火が付いて撮ってみました。
さて、このような食現象は様々なアプローチがあります。
とりわけ、天体写真の場合、星雲部分は月がいなくなってから合成、なんてのは海外だけではなく、国内でもすばる食などで過去入選作で拝見したことがあります(根性入った銀塩フィルムでの多重露光作品は素晴らしいと思いましたが・・努力賞だったかアイデア賞となってました)
デジタル時代では、天体写真はコンポジット処理が前提ですし、多段階露光など、さまざまな表現方法、アプローチがあるとは思います。
しかしながら、合成写真と言われないようにするためには、コンポジットは行うとしても、個人的には1発撮り、露光時間で月と星雲のバランスをとって、撮影するべきかな、と思います。
CMOSカメラはその低ノイズ適正もあり、ダイナミックレンジが大きい製品が多いです。
また、極めて高いQEと合わさり1枚あたりは短い露出時間であっても淡い星雲像を捉えることが可能になっています。
そこで、今回は、月明かりを抑えるためにHαフィルタを使用し、また、露出1秒で30コマコンポジットして表現してみました。
月面くらいは多段階露光すべきだったかもしれませんが・・・思ったよりも月の移動も早かったことですし、やはりあからさまな合成写真にはしたくない。
結局は中途半端な感じになっちゃいましたかねー・・
でも、CMOSカメラの可能性を感じる写真ではないでしょうか。
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