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1/4 インチ トラック フォーマット

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写真: 1/4 インチ トラック フォーマット

写真: GX-625_1 写真: 万世橋赤レンガ高架下_1

 昔、38-2トラックデッキといったらオーディオマニア垂涎(すいぜん)の的でしたよねー。

1/4インチ(6.35mm)オーディオテープのフォーマットで、上の図のシアンで示した(Half Track NAB formats)
で録音再生をするもので、テープスピード 38cm/秒(1.5inch/sec)が使えるテープデッキです。

オーディオテープの場合、録音するトラック幅とテープスピードが広く速くなるほど音質が良くなりますが、その分
テープの使用量が増えてくるのでその辺りの妥協点が 38-2トラックということになるかと思います。

では 38-Fullトラック(モノラル)は音が良いかというと、小生はそうでもないと思います。
というのはテープデッキのテープ走行系の精度に起因する問題があります。

テープ走行系の精度が悪いとテープが再生ヘッドを通過するときにテープの上端と下端で微妙な時間差がでて
きます。 この微妙な時間差によって可聴周波数の上限で位相差が生じて音質を著しく損なってしまいます。

ですので、この 38-2トラックというのは中々絶妙なフォーマットではないかと思います。

さて、今回小生が入手したものは 19-4トラックテープデッキなので、図のマゼンタで示した(Quarter Track NAB)
のものになります。

38-2トラックに比べてどの程度のパフーマンスが得られるか? 単純比較ですがトラック幅 0.043/0.075 =0.57
テープスピード 19/38 =0.5、幾何平均として √(0.57^2+0.5^2) =0.76となりパフォーマンスは概ね 24%減と
いうことになるかと思います。

こう考えるとやはり 38-2トラックデッキは魅力的ですね。

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