010215

010215
電気ヒゲそり機(シェーバー)の箱。新宿サンモール(地下構内)にて。ブラウンミクロン1000というヒゲそり機の空箱は、幅1m程のレンガ模様の柱の後ろに佇んでいた。箱の下にはビニール袋に入れられた習字のすずりが置かれている。このいかにも奇妙な取り合わせがその2つの物体を自然な関係に見せているの は、その2つの物体の年月にともなう風化といかにも使い古された感のする手垢の汚れがまるで人生に疲れきった老人を思わせることからきているようである。
おそらくその柱に残っていたキツい体臭のかすかな残り香から推測してみて、それはホームレスの持ち物であったのであろうが、このヒゲそりの電気はどこからとっているのだろうか。この硯を使って何を書いていたのだろうか。そしてこの2つの物を手放したのにも何か理由があるのだろうか。

コメント (0)

  • まだコメントはありません。