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開演前

写真: 開演前

写真: 90年前のピアノ@現役 写真: 私の楽器@1920年代前半製だと思われるハンブルグ製ピアノ

昨日、東京飯田橋の神楽坂界隈のサイガバレエというバレエスタジオでコンサートをしました。
たぶん戦前のNEW YORKスタインウェイのアップライトピアノの修理後初めてのお披露目でもありました。

大きさを見ても判るとおり、ピアノの背中をこっちに向けたら弾いて居る人が景色を見渡せる低さなので、弦も短く、とても大きな音は出ません。
だから名人芸を披露する様な曲を弾いても逆効果です。
最近努めて弾いて居る「祈りの指向性」が強いような曲を中心に弾きました。

ショパンが病に冒されて死と向かい合った時期の作品を弾きましたが、僕にはエンターテインメント指向の強い時期の作品より何倍も好きです。

でもとても味のある音であることはお客様の何人かからもありがたい感想を頂き嬉しかったです。

建物としても、床が今じゃたぶん珍しい桜の木でバレリーナの足にも優しいし音にも優しかったです。

ここで練習じゃなくてコンサートとして弾くのは10年以上ぶりなので、しばらく会ってなかったここの関係者の懐かしい人達も何人か来てくれて幸せでした。

余計なものも沢山写っていますが、開演前の一時。

バレエの稽古場らしく掴まるバーが見えているのがいかにもですね、、。

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コメント (12)

  • かず(スーパー多忙なぅ…)

    長ぁ〜い椅子も目に飛び込んできます(^^)
    連弾用(字合ってるのかな?)なのですか?

    2013年3月10日 13:49 かず(スーパー多忙なぅ…) (18)

  • 白石准

    かずさん、昔の外国のピアノって結構こういう長椅子が多いです。
    仰るとおり、連弾することもできるし、ピアニストが座って横で酔っ払い(じゃなくても良いが(爆))が横で聴くこともできるでしょう。

    僕はこの日、楽譜置き場に使ってました(爆)

    でも最悪なのは、高さが変えられません(爆)
    ゆえに、この椅子に合った座高と腕の長さがないとこれでは弾けません。
    僕は腕が極端に短く胴も長いのでかなり低めのこの椅子でも弾けたのです(爆)

    あと、こういうベンチ椅子には座るところを持ち上げると中は楽譜入れになっている事があります。
    確かこれもそうだったかな、、。

    あと僕が前持って居たベンチは、前の方がすこし低くなっていて座るところが斜めになっているものもありました。
    あれは姿勢が良くなるので普通の椅子にも採用すべきだと思いました。
    しかもそのベンチは、座るところの下が、いわゆるマガジンラックっぽくなってました。
    重かったけど(爆)
    もちろんそれも高さの変更はできませんでした。

    2013年3月10日 14:00 白石准 (40)

  • ユリアン

    なんだか、時の狭間に引き込まれそうですね〜(#^.^#)。

    2013年3月10日 14:57 ユリアン (25)

  • 白石准

    ユリアンさん、ありがとうございます。

    長い年月無数のバレリーナが練習してきた場所であり床ですから、その時の狭間に僕は、引き込まれながらピアノを弾きました(爆)

    2013年3月10日 17:03 白石准 (40)

  • 優

    晩年の曲というと、バラード4番や、ノクターン13番でしょうか。
    自分がピアノ弾けたら、前者は特に弾いてみたい曲です。
    belokamenskyさんの演奏、一度聞いてみたいです。

    2013年3月10日 19:39 優 (5)

  • 雪のんの

    チャップリンの映画のワンシーンのようです。

    「ライムライト」バレエリーナとの恋
    この写真とは、ちょっと違いますが(笑)・・・思い出しました。
    (音楽もストーリーも好きです。)

    音楽が聞こえてきそうですね!他の写真もブログにもアップしてくださいね!

    2013年3月10日 20:40 雪のんの (6)

  • 白石准

    優さん、お詳しいですね:-)
    その二つは僕も本当に大好きです。
    しかし、僕が昨日、そして最近取り上げているのは、それよりも後に書いたものです。

    ご指摘の曲にはまだ、生命力がもの凄く発散されている部分があるでしょう?
    ノクターンで言えば、17番と18番だったかな、BmajorとEmajorの、作品番号が着いた最後のやつです。

    とくにこのような大きな音の出ない楽器ですから、ご指摘の様なスペクタクル溢れた曲を弾いても気持ちに反してスケールのでかい音が出ないから力むだけだし、逆効果だと思ったのです。

    あと弾いたのはショパンの絶筆になったマズルカです。
    もう生きる気力がどこか朦朧としているような曲です。
    他には、聴いているだけで死にたくなる様な(爆)カタルーニャの作曲家モンポウという僕が最高に好きな人の作品を弾きました。

    今度5/31の夜には横浜の上大岡にある「ひまわりの郷」というホールでリサイタルをしますので、お知らせしておきます。

    近々blogの方でも広報します。

    2013年3月10日 23:38 白石准 (40)

  • 白石准

    雪のんのさん、ありがとうございます。
    そうですね、僕はどちらかというと、音楽家より踊れる女性に恋をする傾向があります(爆)
    だからミュージカルの稽古場にいて幸せだし、ときどき最高に美しい娘達から誕生日や千穐楽にキスの嵐を貰う事があって(爆)、生きてて良かったと本当に思います。

    blogはほったらかしですね(爆)
    まあここでは書けない音楽の専門的な事も書かなくてはいけないけど、こっちの方が皆さんがレスポンスしてくださるので、モチベーションが出ています。

    コンサートをしてもレスポンスがblogにはない(会場では暖かい言葉をかけられているのだからそれで終わりで良いのですが)ので、もうやめちゃおうかなと最近思って居ます。

    でも一般の人はここでは登録しないと何も書けないのでやっぱりやめるわけに行かないけど、もうここでいえば、何ページもの写真の前に遡るくらいblogとのシンクロがずれていますね(爆)

    なんとかしなきゃですね。

    2013年3月10日 23:46 白石准 (40)

  • なお

    雰囲気があってステキですね。乱雑さもいいな〜。
    昔、神楽坂の出版社に居ました。懐かしいな〜。

    2013年3月11日 07:45 なお (33)

  • 白石准

    なおさんがいらっしゃったのは、坂の上の方にある週刊誌や小説の本で有名な出版社でしたでしょうか?

    カメラバッグもコンビニの袋もどけず、譜面が乱雑に置かれているのも修正せず撮るところが僕のずぼらな性格です。
    でもAB型なので、曲の細かいところにこだわるところはすごく神経を使ったりします(爆)

    あと後ろに貼ってある写真もすごく古いものですから雰囲気がでてますね。

    2013年3月11日 08:30 白石准 (40)

  • なお

    いえ、そんなメジャーなところではなく、弱小出版社です(笑)。

    2013年3月12日 22:28 なお (33)

  • 白石准

    なおさん、弱小でも良いじゃないですか、勘違い失礼しました。
    なんか坂の上の会社は有名すぎますよね。
    そうなんですか、あの辺りには出版社が他にも集まっているところなんでしょうか。

    今日は神楽坂で火事があったようで、ここに波及しないで欲しいとずっとやきもきしていました。

    と書いていたらバレエ団の人からメールが来て、もちろんちょっと離れている所だったらしく大丈夫だとのこと。
    よかった。

    2013年3月12日 23:18 白石准 (40)

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