これらの楽器を一人で持ち替えて吹く人がいる。
http://photozou.jp/photo/show/1934405/169541345
でSaxについて質問があったので、この際、その写真で写っている人の武器である色々な楽器を紹介しておこうと思います。
一番奥の椅子のすぐ後ろのあるのが、Bass Clarinetで、通常のClarinet(以下Cl.と綴る)より1オクターブ低い音がでます。
その右隣の金色の細い奴がSoprano Saxophoneです。
手前の方にあるSax.ファミリーの中では一番高い音を担当する楽器です。もっとこれより高い音がするやつもあるけど。
その隣のやっぱりBass Cl.と同じようにベル(あさがお)が上を向いている黒い奴はAlto Clarinetとって、あまりClassicでもJazzでもSoloでは使われず、吹奏楽の楽器ですね。
だから、Piano奏者の僕としては、彼がこういう場所で吹いたのを見て僕も初めて楽器の存在を知ったくらいです。
名前の通り、Bassと普通のCl.の中間の音域を担当します。
その隣がOboe(オーボエ or オーボー)です。
Multi奏者は数多く居るけど、ダブルリードの楽器に手を出す人はほとんど居ません。
Cl.やSaxは楽器に一枚のリード(葦でできた木片)が張り付いていてその振動で音を出していますが、これは、二枚のリードを合わせてそこに息を吹き込むからダブルリードというのです。
これは難しい楽器。
実は、日本では夜鳴き蕎麦のイメージのチャルメラですが、あれも雅楽の篳篥(ひちりき)のダブルリードのこの楽器の親戚です。
その右側がEnglish Horn(或いはCor anglais,コーラングレとフランス語で言う場合が業界では多い)で、Oboeの音域よりは下で、ドヴォルザークの新世界の所謂「家路」のテーマはこの楽器の独奏です。
そして、前列の右にあるでかいのが、引用した写真にもある、Baritone Saxophoneで、Bassを除けばとても低い音のSax.です。
その左が妙に小さく見えるけど、所謂普通のSaxで、Alto Saxで、JazzではTenorとともに脚光を浴びる楽器ですね。ジョン・コルトレーンとかチャーリー・パーカーが好きです。
で、その左隣は誰でも判るFluteですね。
Saxの人達がFluteを良く持ち替えますが、指遣いがほとんど似ているので唇の事の違いだけで他の楽器を持ち替えるよりは楽らしいです。
その左は、Baritoneよりは上だけどやっぱりTenorとは言え、人間の歌手のTenorというと超高い音を出す男の人というよりは低音の魅力ですね。
Jazzでは、ベン・ウェブスターやコールマン・ホーキンスが好きです。
その影になっているけど、一見Oboeと似ているように見える黒い楽器が、普通のClarinetです。
Jazzではベニー・グッドマンが最高ですね。
実はここには写ってないけど、彼はOboeの親戚であるダブルリードのBassoon(Fagot)という楽器もちょっとだけ吹く時があります。
あれはでかいので楽器スタンドに入らないからこういう時は後ろの壁に立てかけてあるのだがこの日はどうだったか。
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コメント (7)
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説明と写真を矢印で結んでください^^;
2013年2月19日 23:09 てげちち(長期貼り逃げ中<(_ _)>) (19)
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てげてげ父ちゃんさん、申し訳ない、それは面倒なので想像して下さい(爆)
2013年2月19日 23:21 白石准 (40)
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シングルとダブル両方のリード使いなんて。。。
すごいですね!!!
そして楽器は勿論のこと、リード代もバカにならない額に、、、
すみません。下世話な話で。2013年2月20日 00:28 ベードラ (6)
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べーどらさん、よくご存じで。
こういう奏者には若い人は居ませんね。
楽器の習得もさることながら、楽器を買わなければいけませんものね。
それと仰るとおり、リードは消耗品ですからね。
しかも全部使い回しの出来ないそれぞれのリードですから。
あと、出かけるときにどれかのリードだけ忘れたらもう大変(爆)
ダブルリードに手を出す人はほとんどいませんね。2013年2月20日 00:33 白石准 (40)
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演奏している時はどういう感じかというと、
http://photozou.jp/photo/show/1934405/169739780
にあります。2013年2月21日 13:47 白石准 (40)
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すごい武器使いですね、私も楽器と名前なぞに、番号表記など(看板屋の習性です)、これからも素敵な写真とウイットにとんだ写真を、見せて下さい。
2013年3月18日 17:50 kanbanya (37)
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kanbanyaさん、ありがとうございます。
そうか、写真に言葉を書き込めば良いのですね。
もうコメントが着いたので、uploadし直すのはやりませんが、こういう「説明的」な写真の折には今度はトライしてみます。
また遊びに来て下さい。
僕は面白い看板も大好きです。2013年3月18日 18:59 白石准 (40)
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