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波除稲荷神社(なみよけ)

写真: 波除稲荷神社(なみよけ)

写真: イー天気でした 写真: 今日から三月

3年前の今日。
3月11日忘れてはならない悲しい日でした。
波除神社というのが築地場外市場の隅っこにある
小さなお稲荷さんです
あの日の津波の恐怖をを思い出しました。
近くを通ったので手を合わせてきました。
地震災害とは直接関係するものでは
ありませんが、災害から人々の暮らしを守ってきたお稲荷さんです。
鳥居をくぐると左右に大きな獅子
いろいろな塚が祀られています
たまご塚、すし塚、鮟鱇塚、魚塚 海老塚など
http://www.namiyoke.or.jp/tsuka.html

※興味あれば読んでみてください

波除稲荷神社の由来

今から350年程前、この築地一帯は一面の海でした。
江戸開府(1603)時の慶長江戸絵図には、
今の日比谷のお堀の辺りまで汐入を描き、
八重洲の海岸に船の役所が見えます。
開府前より始まった江戸城西丸の増築に掘られた、
お堀の揚げ土を以って日比谷入江から埋め始められた、
江戸東南海面埋立は、
その後全国の諸侯七十家に千石に一人の人夫を出させ、
後にはその埋立の役員の名をとり、尾張町、加賀町等と名附けられました。

 
そして70年の後、
明暦の大火の後に
4代将軍家綱公が手がけた最後の埋立の工事困難を極めたのが、
この築地海面でした。
堤防を築いても築いても激波にさらわれてしまうのです。

或夜の事、海面を光りを放って漂うものがあり、
人々は不思議に思って船を出してみると、
それは立派な稲荷大神の御神体でした。
皆は畏れて、早速現在の地に社殿を作りお祀りして、
皆で盛大なお祭をしました。
ところがそれからというものは、
波風がピタリとおさまり、
工事はやすやすと進み埋立も終了致しました。
萬治2年(1659)の事です。

人々は、その御神徳のあらたかさに驚き、
稲荷大神に 『波除』 の尊称を奉り、又雲を従える<龍>、風を従える<虎>、
一声で万物を威伏させる<獅子>の巨大な頭が数体奉納され、
これを担いで回ったのが祭礼 『つきじ獅子祭』 の始まりです。

それ以来今に至るまで、
「災難を除き、波を乗り切る」 波除稲荷様として、
災難除・厄除・商売繁盛・工事安全等の御神徳に崇敬が厚いのであります。
その御神徳はその後も益々大きく、
当時辺境の地であった築地も次第々々に開け、
現在の如く繁華街となったのであります。

お気に入り (16)

16人がお気に入りに入れています

コメント (15)

  • wind

    築地場外市場には、何度か行きましたが、波除稲荷神社のことは、知りませんでした。
    そんな、いわれがあったのですね。

    2014年3月11日 21:03 wind (9)

  • 春菊

    windさん

    こんばんは(*^_^*)
    いつもありがとうございます
    場外市場の一番奥にあります
    機会がありましたら覗いて見てください

    2014年3月11日 21:43 春菊 (37)

  • 春菊

    入谷さん

    ラジコンボーイさん

    いせえびさん

    てげ父さん

    MILDさん

    gugananaさん

    furankaさん

    armycatさん

    ごぢたんさん

    sai10さん


    ありがとうございます(*^_^*)

    2014年3月11日 21:43 春菊 (37)

  • H5

    この前を通ったことはありますが、いわれは知りませんでした。
    また、いろいろ教えてください。

    2014年3月11日 23:01 H5 (6)

  • ゆきゆき

    またまた勉強させていただきました
    名前からして確かに津波を思い出しました
    しかし、この界隈も色々な苦難を乗り越えて今に至っているのですね

    2014年3月12日 00:21 ゆきゆき (56)

  • 春菊

    h552?さん

    おはようございます(*^_^*)
    いつもありがとうございます。

    h552?さんはご存知だったんですね

    長々しい説明を読んでくださって
    ありがとうございます。

    2014年3月12日 07:49 春菊 (37)

  • 春菊

    ゆきゆきさん

    おはようございます(*^_^*)
    いつもありがとうございます。

    検索のコピーですが(^_^;)読んでくださって
    ありがとう
    私も由来を改めて知りました
    ありがとうです

    2014年3月12日 07:50 春菊 (37)

  • NOBU

    そんないわれがあったのですか 勉強になりました。

    2014年3月12日 09:33 NOBU (13)

  • 春菊

    のぶさん

    こんばんは(*^_^*)
    ありがとうございます
    私もこの神社の由来など調べたことがなかったので
    良い勉強になりました
    見てくださってありがとうございます。

    2014年3月12日 18:23 春菊 (37)

  • saden

    興味ぶかい説話ですね^^
    ウェブページ拝見いたしました。
    塚以外にも、見所がたくさんありそうですね〜。

    震災からもう3年も経つのですね。
    都内にいる身としては、原発の話ばかり耳に入りますが、
    そっちは人災ですよね・・。

    2014年3月14日 02:06 saden (25)

  • 春菊

    sa_denさん

    おはようございます(*^_^*)
    いつもありがとうございます。

    長い説明を読んで頂いて
    ありがとう!
    面白い塚が沢山ありました(^O^)
    魚屋卵、海老、築地が近いこともあって
    食べ物の塚が多いですね

    昨夜、瀬戸内海で強い地震が来たようですね
    どちらかというとプレートが深い場所なので
    地震は少ないとのことでしたが
    もう、どこにいてもいつ起きてもおかしくないですね・・
    とても不安です。

    2014年3月14日 08:04 春菊 (37)

  • ハンメイ

    日本各地に、あるのでしょうね。
    古人に学ぶこと、沢山あります。

    2014年3月14日 15:56 ハンメイ (3)

  • 春菊

    ハンメイさん

    こんばんは(*^_^*)
    いつもありがとうございます。

    ほんと、古人から学ぶことは沢山ありますね。

    災難封じに神社仏閣はありますよね!
    ちょっと調べてみたただけでも
    ありました
    帯広神社(北海道)
    波除神社(東京都)
    治水神社(岐阜県)
    大村神社(三重県)
    往馬大社(奈良県)
    金鑽大師(埼玉県)
    円通寺(愛知県)
    総持寺(大阪府)
    浄土院(京都府)

    日本人は農耕や漁撈などを通じて、自然との関わり
    がとても大きかったですね。
    命あるものはすべて神様の働きのおかげ・・みたいな考え方が
    根本にあって尊さを実感していたのだと思います。

    2014年3月14日 18:40 春菊 (37)

  • kirara-hime

    波除神社の事、今初めて知りました。とても勉強になりました。有難う御座います。

    2014年3月30日 17:27 kirara-hime (7)

  • 春菊

    kirara-himeさんさん

    おはようございます。
    初めまして。
    ご訪問してくださった上に☆を入れてくださって
    ありがとうございます(*^_^*)
    説明も読んでくださってとても嬉しいです
    ありがとうございます。

    2014年3月31日 08:15 春菊 (37)

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