28.9.6元禄潜穴
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かつて品井沼という広大な沼が,宮城県宮城郡,黒川郡,志田郡にまたがり存在していました。その大きさは,周囲が16.5km,面積が約1800ha(東京ドーム385個分)ありました。元禄潜穴とは,米を増産しようとした仙台藩が,藩士・大越喜右衛門の指揮により,元禄6年(1693年)7月から元禄11年(1698年)8月の間に,この品井沼を干拓するために掘った排水路のうち,潜穴(つまりトンネル)部分のことをいいます。元禄潜穴の延長は約2578mありましたが,その高低差はわずか160cmしかなく,ほとんどが人力による工事は困難を極めたようです。元禄潜穴は,松島町指定文化財になっており,小学校の副教材にも掲載されています。写真は,元禄潜穴第6ずり出し穴(宮城郡松島町根廻字蒜沢)です。
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